デッド・ゾーン
<もくじ>
●デッド・ゾーンストーリー ●デッド・ゾーンを始めるには ●コントローラーの使い方 ●基本的なコマンドの使い方 |
●登場人物 ●スペースコロニー524号 「ライオネックス」 ●取扱上の注意 ●ディスクシステムが正常に作動しなくなったときには |
<ストーリー>
「おめでとう、マリー」
「おめでとう、カーク」
カークとマリーは2人だけでパーティーを楽しんでいた。マリーは今度始まる新型コロニーの建設のチーフ技術者として選ばれたのである。
今度の設計はプロジェクト名を“ライオネックス”と呼ばれていた。
時は宇宙暦0385年、遠い未来のお話である。
すでに地球は、膨大な人口を支えることができなくなっており、宇宙にスペースコロニー(居住区)を建設し始めた。それ以来385年の間に523号のコロニーが建設されており、地球人のほとんどが宇宙で生活している。今では、地球旅行が人々の夢となってしまっている。
現在では太陽系開発はすでに終わっており、ここ数年来シリウス太陽系の開発が始まっていた。今まで試験的あるいは非常時のみ許可されていたワープ航法が、一般的に使用することが認められ、多少遠い地域でも自由に往来することができるようになったからである。
このストーリーの主人公であるカークは、このシリウス太陽系コロニー第3号のチーフ技術者をやっており、数日前に任務を終えたばかりであった。
カークとマリーは婚約しており、結婚式が目前に迫っていたが、今回のマリーの仕事で延期せざるをえなくなってしまった。「しかし結婚式が延びたのには、まいったなあ」
「なにいってるの。今度の仕事を最後にしようと思っているのに」
「まあ仕方のないことだ。ところでお祝にロボットをプレゼントしよう。手製だぜ。向こうへ行っている間にかわいがってくれよな。」
「かわいい~。名前は?」
「まだ付けてない。ん~、キャリーとでも付けようか?」
「何か意味あるの?」「思いつきさ」
それから5ヶ月、マリーの仕事は順調に進んでいるようだった。カークの方は、スペースポートの設計の仕事をやっていた。シリウス第3惑星は、人間が住むに最適とされ移住計画が浮上してきたためである。
そんな時カークのところにマリーから通信が入ってきた。ライオネックスが順調な為1ヶ月スケジュールが縮まりそうだというのである。
そして、パーティーの準備をしているので遊びに来て欲しいというものであった。
3日後カークはライオネックスに到着した。
工事が終了したためか、ひっそりしている
工事関係者もいない。「驚かすつもりだな。それにしても静かだなあ。」とカークが思ったその時である。あたりが光でいっぱいになった。レーザーショックガンの光である。カークは気を失ってしまった。
どのくらい時間が経ったのだろうか?あたりを見回してみると薄暗い地下室である。
いや地下室ではない。どうやら廃棄所のようである。
壊れたロボットが散乱していた。
「いったい何が起こったんだ!何故俺はここにいるんだ!」カークは叫んだが、むなしく廃棄所にこだまするだけだった。
<デッド・ゾーンを始めるには、>
ディスクシステムゲームを起動しよう
ファミリーコンピュータ本体とRAMアダプタ、ディスクドライブを正しく接続し、本体に電源を入れます。するとタイトル画面が出てきますので、ディスクカードの SIDE Aを上にして、入れてください。
<コントローラーの使い方>
コントローラーⅠ | コマンド欄にある緑色の矢印を十字ボタンで押した方に移動させます。コマンドを選択するボタンです。 |
Aボタン | コマンドを決定します。 |
Bボタン | コマンドが7ヶ以上選択できる時、Bボタンで次のコマンドを表示します。 |
STARTボタン | 一度決定したコマンドをキャンセルします。但し、実行されたコマンドをキャンセルすることはできません。 |
SELECTボタン | ゲームの途中では使用しません。 |
<基本的なコマンドの使い方>
イドウ | 現在自分の立っている位置を変える時に使用します。 |
ミル | 自分の立っている位置を変えずに視点のみを変えます。 また正面にあるものの情報を得たりする時のコマンドです。 |
ヌケル | 拡大モードからぬける時に使用します。 |
シラベル | 画面に出ているものの、さらに詳しい情報を得ることがあります。 |
もちもの | 現在、自分の持っているものを、確認する時に使用します。 |
キャリー | もし行きづまったらこのコマンドを入力してみて下さい。 何かヒントをもらえるかもしれません。 |
SAVE | ゲームを、やめる時だけ、使用してください。 ディスクカードへの SAVE が終わるとタイトル画面に戻り続きをプレイすることはできません。 また SAVE したところから始める時は SAVE したフロアの一番最初の状態からプレイすることができます。さらに4面との面で自動的に SAVE されます。なお、地下1階では、 SAVE コマンドはありません。 |
<登場人物>
カーク・マックレー | 地球連邦の宇宙開発局に勤務。現在27才である。木星第2大学出身で宇宙工学を学んだ。 得意分野は宇宙物理(20世紀には相対性理論といわれていた事がある)である。 |
マリー・ブラント | カーク・マックレーと同じ宇宙開発局に勤務。 26才でカークより1つ後輩にあたり婚約者でもある。水星第7大学出身で電子工学を学んだ。今回初めて大型プロジェクトのチーフ技術者に選ばれた。 |
キャリー | カーク・マックレーの作品で愛嬌のあるかわいいロボットである。5ヶ月間ライオネックスにマリーといたためライオネックスについては、ある程度のことは知っている。 |
<スペースコロニー524号「ライオネックス」>
シリウス第3惑星から5万4千kmのところに建設予定。第3惑星とその衛星“サファイアン”のほぼ中間点にある。居住予定人数は約10万とコロニーとしてはかなり小型のものであるがシリウス第3惑星の移住に向けて、1つの研究所的な意味あいがある。従って移住が本格的に始まると宇宙ステーションの役割を持つようになってくる。
このライオネックスは以上の理由で広大なスペースポートを持っており、また食料供給が大変重要な役割となるため食物生産に必要な農場及び農業研究等の施設が十分にとってある。
その他、このコロニーでは新たに自己修復機能を持っており流星等が衝突し傷ついた場合でも症状、原因などを直ちに分析し修復するようになっている。
また、3種類のロボットがいて作業ロボットがゴミ収集や農作業に当たり公安ロボットが治安維持を努め修理ロボットがコロニーの内部、外部の故障箇所の修繕を行う。
これらのロボットはマザーコンピューター(ライオネックス)からの電波によって指令を受けている。
ライオネックスの動力は従来通りの原子力がメインであるがサブとして太陽エネルギーによる発電も可能である。
しかし、これでコロニーを維持することはできずもっぱらマザーコンピューター(ライオネックス)の動力としている。
これは、もし原子力が止まっても頭脳だけは動くようにという意味からである。
原子力による発電所も4ヶ所に分かれておりそのうち2つがメインである。
マザーコンピュータールームはコロニーの中心部にビルのような形をしている。ここは、マリー等の駐在員用の部屋や農業研究所、ロボット工場、動力室とありその上にマザーコンピューター(ライオネックス)がある。
<取扱上の注意 これだけは気を付けて下さい!>
ディスクカードは、カセットよりも、こわれやすいんだ。大切にあつかってこわしたりしないようにしようね。
ディスクカードは大切に取り扱おう
① | ディスクカードの窓から見える茶色の部分には絶対に指などで触れないで下さい。そこを汚したり、傷つけたりすると・2度とディスクカードを使用できなくなります。 |
② | 湿気や高温を避け、直接日光の当たらないすずしい場所に保管して下さい。 |
③ | ホコリはディスクカードの大敵です。いつもカードケースに入れて大切に保管して下さい。 |
④ | 磁石などを近づけると、ゲームが消えてしまうことがああります。テレビ、ラジオなどのそばや、上に置かないで下さい。 |
<ディスクシステムが正常に作動しなくなったときには…>
ディスクシステムが正常に作動しないときには、画面に異状を知らせるエラーメッセージが表示されるよ。君のディスクシステムでエラーが出たら、下の表を参考にして、原因を調べよう。
エラーメッセージ | 内容と対処方法 |
ERR.01 | ディスクカードがちゃんとセットされていない。カードを取り出し、もう1度セットしなおそう。 |
ERR.02 | ディスクドライブの電圧が規定値以下になっている。乾電池を新しいものと交換しよう。 |
ERR.03 | ディスクカードのツメが折れている。ほかのカードを使うか、ツメのところにテープをはる。 |
ERR.04 | 違ったメーカーのディスクカードがセットされている。カードをよく確かめよう。 |
ERR.05 | 違ったゲーム名のディスクカードがセットされている。カードのゲーム名を確かめよう。 |
ERR.06 | 違ったバージョンのディスクカードがセットされている。カードをよく確かめよう。 |
ERR.07 | ディスクカードの表と裏が逆にセットされている。 |
ERR.08 | 違った順番のディスクカードがセットされている。カードをセットする順番を確かめよう。 |
ERR.20~ | ディスクカードを買ったお店か、発売元へ相談しよう。 |
この度は「DEAD ZONE」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。サンソフトでは「早いもの勝ちプレゼント」を今回も実施します。詳しくは、同封のパンフレットをごらんください。