競走馬シミュレーション
ダービースタリオン 全国版
このたびは、『ダービースタリオン(全国版)』をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。
ご使用の前にこの“取り扱い説明書”をよくお読みいただき、正しい使用法でご愛用ください。また、この“取り扱い説明書”は再発行いたしませんので、大切に保管してください。
<目次>
1.これがダービースタリオン(全国版)だ! 2.ゲームの進め方 ゲームの開始 カレンダーの進め方 ゲームの終了 ゲームの流れ 3.キー操作 4.各ステージの紹介 ①牧場 ②厩舎 ③競馬場 5.ターボファイル 6.資金繰り ①支出 ②収入 7.実戦テクニック 8.競馬の基礎知識 9.競馬カレンダー |
<これがダービースタリオン(全国版)だ!>
(1)関東、関西の中央競馬のレースを完全シミュレート
「ダービースタリオン(全国版)」は、中央競馬のシミュレーションゲームです。
前作「ダービースタリオン」との最大の違いは、関東と関西のレースがほぼ完璧にカバーされている点です。
あなたはまず中央競馬会の馬主(オーナー)として、競走馬を生産し(ブリーダー)、美浦(関東)、または栗東(関西)の厩舎に馬を預けます。そして、関東、関西地区の新馬戦から条件戦、オープン戦などのレースをこなして、最終的にはダービーや有馬記念などの大レースを目指します。
(2)目標はすべてのG1タイトル
プレイヤーには1500万円の資金と1頭の牝馬が与えられます。これらを元に、競走馬を生産または購入し、レースに出走させてゆきます。レースで獲得した賞金や、購入した馬券による収入などをもとに生産を続け、G1タイトルを全て獲得することを最終的な目標とします。途中で資金が底をつけば、ゲームオーバーとなります。
(3)3つの場面
「ダービースタリオン(全国版)」には、次の3つのステージがあります。
牧場 | 競走馬の生産や育成をするところです。怪我や疲労のために走れなくなった競走馬を放牧するところでもあります。競走馬の売り買いをする市場もあります。 |
厩舎 | レースに出走する競走馬を預かるところです。主に競走馬の調教を行います。レースへの出走登録や騎手への騎乗依頼もここで行います。美浦と栗東にそれぞれ10頭までの競走馬を同時に委託できます。 |
競馬場 | レースを行ったり、レースに賭けたりするところです。自分の持ち馬の出るレースについては、騎手に乗り方の指示を与えることができます。レースは、関東と関西、2つの競馬場で並行して開催されます。1日のレースが終わると、ゲームは翌週に進みます。 |
<ゲームの進め方>
ゲーム開始の時点で、プレイヤーには1頭の繁殖牝馬と、1500万円の資金が与えられます。この資金を元手に、まずは牧場で繁殖牝馬に種付けをして子馬を産ませたり、2歳馬を購入したりして、レースに出走できるように育成します。
種付け料や馬の購入費の他にも、維持費として毎月一定の金額が支払われます。資金がなくなったらゲームオーバーです。資金の足りないうちは、繁殖牝馬を売却して仕上がりの早い血統の2歳馬を購入し、早めに出走させて賞金を稼ぐのもよいでしょう。
3歳を過ぎたら、レースに出走させるために厩舎に入厩させ、調教や出馬登録を行います。出馬登録をしたら、いよいよ競馬場に行ってレースの開始です。
なお、競馬場では、自分の馬が出走しなくても毎週レースが行われるので、馬券を購入してレースのみを楽しむこともできます。
●ゲームの開始
電源を入れると、ゲームのスタート画面になります。ここではゲームの開始方法として「CONTINUE(前回の続きを行う)」と「NEW GAME(ゲームを新しくやり直す)」が選べます。SELECTボタンでカーソルを動かし、Aボタンで決定してください。
開始方法を選択すると、まず現在の季節(「NEW GAME」を選んだ4月)が表示され、次に「牧場」ステージが表示されます。牧場でBボタンを押すと、牧場、厩舎、競馬場、終了の4つのメニューが表示されます。各メニューを選ぶには、十字ボタンで選択してAボタンを押します。この操作は、「厩舎」ステージでも同じです。
※ | もしも他の画面で電源を切ったり、むやみにリセットボタンを押すとデータ破壊につながるおそれがあります。電源を切るときには、必ず以上の注意に従ってください。 |
<キー操作>
ゲーム画面に表示されるマークをカーソルといいます。ゲームはこのカーソルを操作して進めてゆきます。
十字ボタン | カーソルを動かします。 |
Aボタン | カーソルで選んだ項目を決定したり、ゲームを先に進めます。 |
Bボタン | 決定を取り消したり、1つ前の画面に戻ります。 |
<各ステージの紹介>
①牧場
ここで馬の生産/購入または売却と、デビューまでの育成を行います。また、休養が必要な馬はここで放牧されます。
ここにいる馬には、飼育料として1ヵ月1頭に付き10万円がかかります。なお、ここでは5頭までの繁殖牝馬と、10頭までの競走馬を同時に預かることができます。
●繁殖牝馬
繁殖牝馬の名前にカーソルを合わせてAボタンを押すと、さらに詳しいデータ(購入金額や3代前までのおもな血統)を表示します。どういう血統かわからない場合は、父や母の父などのデータを種牡馬データで捜してみるとよいでしょう。
牝馬のデータ画面でさらにAボタンを押すと、「種付け」と「売却」というメニューが表示されます。繁殖牝馬は、種付けがうまくいくと、1年に1頭の子馬を生みます。また、繁殖牝馬には寿命があります。
種牡馬一覧表 |
種牡馬データ |
距離 | 距離適性(得意な距離)を示します。 |
ダート | ダート(砂馬場)が得意かどうかを◎(得意)、○(普通)、△(やや不得意)で表します。 |
成長 | 成長の早さを早(早熟)、普(普通)、晩(晩成)で表します。成長の早い馬は早くデビューできます。 |
気性 | 気性が素直かどうかをA(素直)、B(普通)、C(荒い)で示します。気性の荒い馬は騎手の指示通り走らない場合があり、成績にもむらがでます。 |
底力 | 勝負根性をA(強い)、B(普通)、C(やや弱い)で示します。 |
健康 | 体が丈夫かどうかをA(健康)、B(普通)、C(やや弱い)で示します。 |
実績 | これまでに作った産駒の実績をA(G1級)、B(G2級)、C(G3級)で示します。種牡馬になったばかりで産駒実績がない馬の場合は、その馬の競走実績で分類しました。 |
安定 | 父の特徴と違うような意外な産駒ができる可能性をA(高い)、B(普通)、C(低い)で示します。実績の低い種牡馬でも意外性が高いと(つまり、Cだと)、大物の産駒ができる場合がある半面、能力の低い馬の生まれる可能性も高くなります。 |
①スピードアップ | ②スタミナアップ | ③底力アップ | ④底力ダウン | ⑤ダート適性アップ |
⑥回復力アップ | ⑦早熟 | ⑧晩成 | ⑨気性難 |
名前登録 |
「牧場」での2歳以下の馬のデータ画面 |
「牧場」での3歳以下の馬のデータ画面 |
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●競走馬データ 厩舎に入り、カーソルを馬の名前に合わせてAボタンを押すと、その馬のレース成績や獲得賞金などのデータと共に、馬の状態(体重、食欲、脚元など)について調教師の意見を聞くことができます。また、競走馬のデータ画面でAボタンを押すと、「調教」「出馬」「放牧」「引退」のメニューが表示されます。
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成績 | それまでに出走したレースでの戦績をコース別(芝/ダート)に示したものです。左から順に、1着、2着、3着、4着以下(着外)の回数を表しています。 |
獲得賞金 | それまでに獲得したレースの賞金額(100%)です。 |
クラス | その馬が出走できるレース条件を示したものです。レース条件について詳しくは下記「特別な出走条件があるレース」を参照してください。 |
馬体重 | 現在の体重と、前走時との体重差が表示されます。馬はベストの体重より太るとスピードが出なくなり、やせるとスタミナが足りなくなってしまいます。調教などによって各馬ごとのベスト体重を維持するように心がけてください。 |
前走 | 最後に出走したレースの日付け(何月の何日目か)を表示します。 |
馬の状態 | 馬の体調は好調と不調を交互に繰り返します。調教師の意見を聞いて、現在が下り調子なのか昇り調子なのか判断して、調教/出走してください。 |
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→ |
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新馬戦 | 3歳馬のデビュー戦。その開催中は勝たない限り新馬として扱われるので、2着以下だった馬は開催中は再度新馬戦に出走できる。 |
未勝利戦 | 一度も勝ったことのない馬のためのレース。 |
500万下条件戦 | 新馬戦または未勝利戦を勝った馬のためのレース。 |
900万下条件戦 | 500万下条件を卒業した馬のためのレース。3歳馬にはない。 |
1500万下条件戦 | 900万以下条件を卒業した馬のためのレース。3歳馬にはない。 |
オープン戦(OP) | 条件戦を卒業した馬のためのレース。 |
皐月賞 | 弥生賞1~3着、若葉S1~2着、スプリングS1~3着 本賞金1200万以上 |
ダービー | 皐月賞1~3着、青葉賞1~2着、NHK杯1~3着 本賞金2000万以上 |
菊花賞 | セントライト記念1~3着、神戸新聞杯1~3着、京都新聞杯1~3着 本賞金2000万以上 |
宝塚記念 | 本賞金4000万以上 |
有馬記念 | 本賞金5000万以上 |
ジャパンカップ | 本賞金6000万以上 |
馬齢重量戦 | 馬齢によって負担重量を決めるレース。 |
別定戦 | 賞金または勝利数によって負担重量を決めるレース。 |
ハンデキャップ戦 | 実績や相手関係を見て、強い馬には重い重量を、弱い馬には軽い重量を負担させるように、1頭ごとに負担重量を決めるレース。 |
芝< | 芝コースで行われるレース。一般にスピード馬に有利。 |
ダート | ダート(砂)コースで行われるレース。一般にスタミナ馬に有利。 |
ダート | 通常はダートで追い切る。脚部への負担が少ない。強めや一杯に追えば、スタミナがアップする。 |
芝 | より実戦的な調教。脚部への負担が大きい(故障を起こしやすい)。強めや一杯に追えば、スピードがアップする。 |
単走 | レース間隔が詰まっていて、目一杯の追い切りが必要ない場合。馬の調子をあまり変化させたくない場合。 |
併せ馬 | より実戦的な調教。闘争心を養い底力をアップし、馬の調子を変える効果がある。早く馬を仕上げたい場合。 |
馬なり | 仕上りがかなり進んでいて強く追う必要がない場合。または脚部不安で強く追えない場合。単走と組み合せると、体重は減らない。 |
強め | 体は仕上がっているが、気合いをつけたい場合。馬のスピードやスタミナは強化されるが、脚部への負担は「馬なり」より大きくなる。 |
一杯 | とくに馬体を絞り込みたい場合。スピード、スタミナに加えて精神面も強化される。ただし、脚部への負担は「強め」よりさらに大きくなる。 |
騎手一覧 |
レースタイトル画面 |
○ 馬番(枠色) 各馬の馬番号を表します。すべてのレースが8頭立てなので、馬番号はそのまま枠番号になります。枠にはそれぞれ固有の色が決められており、騎手はその色の帽子をかぶって担当の馬に騎乗します。
○ 負担重量 各馬が背負う斤量です。負担重量の決め方には、馬齢/別定/ハンデなどいろいろな方式があり、レースによって異なります。もちろん負担重量は軽いほうが馬は楽に走れます。 ○ 脚質 馬の血統や気性、レース展開などによって、走り方に特徴が生じます。これを「脚質」といい、ふつうは以下の5パターンに分類します。ただし、脚質は絶対的なものではなく、馬の成長によって脚質そのものが変わることもあるし、騎手の指示やその時の状況によって脚質と違った走り方も行います。レース展開を予想するときの目安として利用してください。
○ 重馬場の適性 雨によって馬場が重くなると、これを苦手とする馬がでてきます。重適性は、重馬場が得意かどうかを示す指標です。◎、○、△の順で重馬場が得意です。レース時の馬場状態が「重」または「不良」のときは、このマークに注意してください。「稍重」の場合はそれほど影響はありません。 ○ 前走との体重差 前に出走したときと比べた馬体重の増減です。今回の体調の目安となります。±10kg以内の差ならそれほど心配はないでしょう。 ○ 予想印 3人の競馬評論家によるレースの予想印です。もちろん予想は必ずしも結果にはつながりませんが、馬券を購入するときの参考にしてください。
●騎手への指示 自分の持ち馬の出るレースの場合は、その騎手に指示を与えることができます。出馬表の画面でAボタンを押すと、指示の指定画面になります。 指示には、次の6種類があります。出馬表に表示される脚質を参考に、指示を決めてください。よくわからない場合は、騎手に任せるとよいでしょう。
●オッズ 単勝式/複勝式、連勝複式の各オッズを表示します。単勝式/複勝式と、連勝複式のオッズは十字ボタンで切り替わります。 ●投票 単勝式、複勝式、連勝複式の馬券を購入できます。十字ボタンとAボタンで馬券の種類を選び、十字ボタンで馬番号を選び、さらに購入する金額の桁を十字ボタンで示してAボタンで選択します。購入点数は各5点まで、1点の購入金額は1000円単位で10万円までです。
●レース 実際に馬が走るレースの実況中継を行います。レースが終わると、1着馬のタイム、1着から5着までの着順と着差、配当などのレース結果を表示します。 ●決算 レース結果に応じて、賞金や出走手当、馬券を購入した場合は払戻金などが入ります。Aボタンを押すと先に進みます。 ●アクシデント 競馬に事故はつきものですが、無理な使い方をして、馬に疲労が蓄積されていると、故障する度合が高くなります。アクシデントには次のものがあります。
ソエ、ハ行は走ることはできますが、さらに重い故障の原因になりやすいので、無理はさせないほうがいいでしょう。 アクシデントは、調教中またはレース中に起こります。馬が故障をしたら、放牧して直るのをまったほうがいいでしょう。再入厩の時期については、牧場でその馬のデータ画面を見て、牧場長の話を聞いて決めてください。 ●タイムオーバー 出走したレースでタイムオーバーする(1着馬よりもおよそ24馬身以上離される)と、1カ月間の出走停止となります。 <ターボファイル> 別売りのターボファイル、およびターボファイルⅡを利用すると、カセットのデータをそのまま外部に保存できます。ターボファイルⅡはファミコンに接続して使うRAM(記憶装置)で、同時に4人分のデータを記憶できるので、友だちと並行してゲームを楽しめます。また、ターボファイルにデータのバックアップがとってあれば、万一の事故でカセット内のデータが破壊された場合も安心です。詳しい使用方法は、ターボファイルのマニュアルを参照してください。
ターボファイルがつながっていなかったり、データが入っていないと(LOADの場合)、「セーブできません」「データがありません」というメッセージが表示されます。 <資金繰り> 資金は最初に1500万円与えられます。この資金は支出と収入によって変わってゆきます。月末に資金が0円になってしまったらゲームオーバーです。 <実戦テクニック> ここでは実際にゲームを進めながら、ちょっとしたコツを紹介します。進め方のわからない人は、この通りにやってみてください。「レースだけを楽しみたい」という方は、“9.”の手順からやってみてください。
1.まずは牧場へ 最初は牧場に行きます。自分の繁殖牝馬のデータを確認しましょう。 2.種付けか? 2歳馬を買うか? 4月なので種付けをします。または、市場に手頃な2歳馬がいたら購入しても良いでしょう(お金が足りない場合は牝馬を売ってしまうのも手です)。 3.出産を待つ 種付けをした場合は5月までカレンダーを進めて、牧場で受胎の確認をしましょう。受胎していたら翌年の4月までカレンダーを進めて牧場で出産をチェックします。 4.子馬誕生! 名前を付ける 子馬が生まれたら名前を付けて、2年先の5~6月までカレンダーを進めます。2歳馬を買った場合も名前を付けて、翌年の5~6月までカレンダーを進めます。 5.いよいよ入厩 3歳の5月を過ぎたら、馬の様子を見て美浦、栗東のどちらかの厩舎に移します。 6.いざ厩舎へ メインメニューから厩舎に行って、入厩した馬の様子を見ます。 7.仕上がりは調教次第 馬の体調や調教師の意見を参考にしながら調教します。カレンダーを進めつつ行ってください。 8.どのレースに出そう? 馬の体調や調教の様子が良くなったら、レース番組を見てどのレースに出走させるか決めます。出馬登録と騎手の選択を忘れずに。 9.競馬場へ急げ! レースを行うのは競馬場です。メインメニューから「競馬場」に行きましょう。 レースタイトルが出たらAボタンを押してレースモードに入ります(次のレースにスキップする場合はBボタン)。レースモードに入ってからはBボタンでメニューが表示されます。 10.出馬表をチェック 「出馬表」で、自分の馬の枠順や斤量を確認、他の馬の顔ぶれや評論家の予想などもチェックしてから、騎手に乗り方を指示します。自分の馬の出ないレースでは、自分なりに予想してレースを楽しみましょう。 11.オッズも確認 「オッズ」で、単勝式・複勝式や連勝複式などのオッズを確認します。馬券購入の参考になるとともに、各馬の人気が分かります。 12.馬券を買おう 「投票」で、馬券を購入します。自分の馬が出走している場合は、ご祝儀として自分の馬の単勝馬券や複勝馬券を10000円くらい買ってみるのも良いものです。 13.さあレース開始! 「レース」を選択して、レースをスタートさせます。あとはじっくり競馬観戦。実況放送でレースのゆくえを見守りましょう。 14.そして結果は? 各馬がゴールすると、1着から5着までの馬の着順と着差、払い戻し金などが表示されます。また、自分の馬が勝った場合には表彰されます。 15.決算はいかに? 予想が的中し、あなたが買った馬券が当ったときには払い戻し金が支払われます。 自分の馬が出走していた場合は、賞金などが支払われます。 16.次のレースへ レースが終了すると、次のレースに進みます。9.と同様そのレースを行うならもう1度Aボタンを、飛ばして先に進むならBボタンを押してください。その日のレースがすべて終了すると、カレンダーは自動的に次の週に進み、メインメニューに戻ります。 17.そして再び厩舎や牧場へ…… 入厩している馬は、再び厩舎で調教を積み、次のレースに出走します。レースの賞金などでお金がたまったら、牧場で2歳馬(4月~9月)や繁殖牝馬(10月~3月)などを購入したり、繁殖牝馬に種付けをしたり(4月のみ)して、強い馬作りを目指してください。そして……いつの日かダービーや有馬記念を制覇しましょう! <競馬の基礎知識> ここでは、競馬全体のしくみについて簡単に説明します。
●ローテーション デビューしてから引退するまで、馬は自分の実力に応じたクラスでレースを行います。もちろん、その間も調教は続けられます。競走馬も野球のピッチャーと一緒で、「ローテーション」が大事です。あまり続けてレースに出すと、馬には疲労がたまって成績不振になったり、故障の原因となります。ローテーションは、馬の体調や調教の様子を見て決められますが、大体中2週(3週間に一度出走)~3週(月に1度出走)が一般的なようです。もちろんタフな馬や疲れやすい馬もいるので、実際にはいろいろなローテーションがとられています。 疲れがたまった馬は故障の手当をした馬は、何カ月か放牧に出されることもあります。放牧されてリフレッシュした馬は、再び厩舎で調教されてレースに出走することになります。 ただし、長い間休養を取った場合(休み明け)に、馬の気性によっては、凡送する場合があります。このため通常は、狙ったレースの何週間か前に1度使う(出走する)ことが多いようです。それをせず、ぶっつけ本番でレースに向かうことを鉄砲といいます。 ●競馬場と所属 中央競馬のレースは、関東と関西の2つに分かれて開催されます。したがって、厩舎も関東厩舎と関西厩舎に分かれており、3歳以降の入厩時に関東所属馬(関東馬)となるか、関西所属馬(関西馬)となるかが決まります。 レースを行う競馬場は全国で複数あり、基本的に関東所属馬は関東地区の競馬場で、関西所属馬は関西地区の競馬場でレースに出走します。ただし、G1レースやそのトライアルレースは、関東か関西のどちらか一方でしか開催されないため、どちらかの競馬場へと出かけていくことになります(遠征)。 次にゲームで使っている競馬場を紹介します。
●重賞競走(グレードレース)について オープン戦の中でも、とくに定められたいくつかのレースのことで、伝統や格式/賞金額などによって、レベルが高いほうからG1、G2、G3の3種類があります。この“G”は「グレード」の頭文字で、「格」という意味です。グレードレースに勝つことは競走馬の名誉となり、中でもとくにG1レースを制することはすべての馬の最終的な目標です。 なお、目指すグレードレースは、各馬の馬齢や適性距離、レースの開催時期などによって違ってきます。このゲームで組まれているグレードレースについては、下記「競馬カレンダー」をご覧ください。 ●馬券の種類 馬券の種類には、1着馬を当てる「単勝式」、3着までに入る馬を当てる「複勝式」、1着馬と2着馬の組み合せを当てる「連勝複式」の3つがあります。実際のレースでは、単勝式と複勝式は馬番号で、連勝複式は枠番号で指定しますが、このゲームでは全レース8頭立てなので、馬番号と枠番号は同じです。
<競馬カレンダー> ここでは、1年間のレース体系と、牧場での動きなどをまとめてカレンダーにしてあります。また、参考までにG1レースを目指す4歳馬および古馬(5歳以上の馬)のローテーション例を載せました。手持ちの馬の血統や調教の様子、戦績などを考慮して、各々の馬に最も適したローテーションを組んでください。
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