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株式道場
-実践編-
このたびは、(株)ヘクトのファミリーコンピュータ用カセット、『株式道場 -実践編-』をお買い上げいただきまして、まことに有難うございます。ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みになって、正しい使用方法でお楽しみください。
<CONTENTS>
株式の売買をして利益を出すことが、ただ一つのゲームの目的です。限られた時間のなかで、設定されたレベルを次々にクリアして、目指すはプロの相場師。
ゲームに使われたデータは、すべて実物です。初心者の腕試し、株ファンの実力判定、隠された銘柄当てなど、楽しみ方はプレイヤー次第。
<ゲームプレイ編/株の売買がこのゲームのすべて!!>
ゲームの目的は、株の売買によって利益を出すこと。決められた期間内に資本金を目的の金額に殖やすと、そのレベルがクリアでき、次へ進むことができます。
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株を売買して利益を出すことがゲームの目的じゃ |
チャートやデータを分析して…
各銘柄について資料として、過去1年間の週足チャートと、企業の資本金などがわかるデータが用意されています。分析結果を株式戦略に役立ててください。
株の売買をくり返し
チャートやデータを分析しながら、タイミングをみて売買をします。売買は、各コース――レベルごとに用意されている10銘柄の中から選んで行なうことになります。
各コースごとに、最低3回の取引をすることがクリアの条件です。
売買は証券会社の店頭で。購入する株数の注文を出します。
目標の金額を達成!!
取引をくり返し、手持ちの資金を目標の金額に殖やすことができれば、そのコースをクリアできたことになり、次のレベルに進むことができます。
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プロを目ざしてがんばってくれ!! |
<ゲームプレイ編/ゲームのスタート>
コントローラーの操作方法
このゲームは1人プレイだけ、コントローラーⅠを使用します。ほとんどの場合、十字ボタンでコマンドを選んだり、数値を設定して、Aボタンで決定し、Bボタンでもとにもどります。
Aボタン |
十字ボタンで選んだコマンドを実行するとき、画面を次に進めるときなどに使います。 |
Bボタン |
各画面からメイン画面にもどるときに使います。 |
スタートボタン |
ゲームをスタートするときに使います。 |
セレクトボタン |
データ・セーブモードを呼びだすときに使います。 |
十字ボタン |
コマンドを選ぶカーソルを動かしたり、数値を設定するときに使います。 |
ゲームスタート
カセットをセットし電源を入れ、スタートボタンを押すと、下の画面が表われます。ここでは、新たにゲームをするのか(さいしょから)、前回の続きをするのかを決めます。十字ボタンで選び、Aボタンで決定します。
なお、前回の続き――ゲームのセーブ、コンティニューについては、下記「セーブの方法」をご覧ください。
表示速度を選ぶ
次の画面では、ゲーム中画面に表示される、文字の表示速度を選ぶことができます。
普通は3ですが、数値の小さい方を選べば速く、大きい方なら遅くなります。ゲームに慣れるにしたがって速くするといいでしょう。
コースを選ぶ
次に、プレイするコースを選びます。コースは初級からプロ級までの5つ。どのコースでも選ぶことができます。コースごとに、下記の表のように、クリアの条件が異なっていて、レベルが上がるごとに条件は厳しくなっています。
各コースクリアの条件
コース | 期間 |
資本金額(円) | 目標金額(円) |
初 級 | 1年6ヶ月 |
1000万 | 1200万 |
中 級 | 1年3ヶ月 |
2000万 | 2600万 |
上 級 | 1年 |
3000万 | 4200万 |
セミプロ級 | 9ヶ月 |
4000万 | 6000万 |
プ ロ 級 | 6ヶ月 |
5000万 | 9000万 |
初級コーススタート
初級コースをクリアするには…
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条件1. 1000万円を1年6ケ月の間に1200万円に
道場主からあなたに1000万円の現金が渡される。この1000万円を、株の取引で殖やし1年6ケ月の間に1200万円にすることが、初級コースクリアのための第1条件です。 |
■ |
条件2. 3銘柄以上の取引が必要
その間に最低3銘柄の売買をするのが第2の条件。ただし同じ銘柄を3回に分けて取引しても、また、買いだけが3銘柄でもよく、あえて売って現金にする必要はありません。 |
【現物取引と信用取引】
本ゲームでは、現物取引しかできないことになっていますが、信用取引について少し説明しておきましょう。
現物取引が文字通り、現金で実際の株の売買をするのに対し、信用取引では、現金を証券会社に借り株を買ったり、持っていない株を売ったり(空売りといいます)することもできるのです。
資金が十分でない投資家にとってはありがたい制度ですが、もし思惑がはずれれば、結局借金が残ってしまう結果になる、リスクの大きい取引なのです。自分の資金で現物取引をしている場合には、リスクは限定されていますが、信用取引では、無限の可能性とリスクを同時に負うことになるのです。
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10銘柄が選ばれる
コースがスタートするときに、注目銘柄として10の銘柄が選ばれます。各コースでプレイヤーは、この10銘柄の中から選んだ銘柄を売買することができます。各銘柄については、業種名だけが表示され、銘柄名が伏せてありますので、推理してみるという楽しみ方もあります。なお銘柄名は、コースをクリアした後に発表されます。
注目銘柄
この注目銘柄は、本ゲームに用意されている東証一部上場の200銘柄の中からそれぞれのコース、ゲームごとにランダムに選ばれ、下のような「銘柄画面」に表示されます。
なお、200銘柄については下記「200銘柄一覧表」を、また、銘柄画面の利用法は下記「銘柄画面」を参照してください。
<ゲームプレイ編/メイン画面>
ゲームの中心となるのがこの画面。プレイをしている間、現在の日付と残り日数、所持金の内訳、持株の状態などをこの画面でチェックしておきましょう。
現在の日付と残り日数
画面左上に表示されるのが現在の日付と残り日数。どちらも、常に気を配っておく必要があります。なお、残りに日数は週の数で表わしています。
コマンド
画面右上は、コマンドウインドです。コマンドは次の4つ。十字ボタンでカーソルを移動させ、Aボタンで決定します。以下の画面でも、この操作は同じです。
注目めいがら |
銘柄画面に移るときのコマンド。チャートやデータの画面を見るときも、一旦この銘柄画面で銘柄を選んでから移ります。 |
次のしゅうへ |
ゲームを1週間進めるときのコマンド。株価が変動し、終値が変化した場合は、それに応じて手持ちの株券と、それに伴って残高が変化します。 |
かい |
株を買ったり、売ったりするときのコマンド。買いのときは銘柄画面に、売りのときは手持ち株が一覧できる画面になります。 |
うり |
残高
プレイヤーの所持する資金の状態です。左から手持ちの資金の総額、残りの現金、株券の総額の順に表示されています。
持株
メイン画面の下半分は、プレイヤーの手持ちの株券の状態表示です。左から手持ちの株式の銘柄(記号と業種名で表示)、平均買値、(前の週の)終値、株数(千株単位)の順で表示されています。
週が進み、株価が変化するごとに終値の数値が変わります。平均買値と終値の差額がプレイヤーの損益を表わすので、常にチェックを心掛けてください。
平均買値とは?
平均買値の欄には、1回ですべての株を買った場合はその購入価格が、何回かに分けて買った場合には、平均の買値が表示されます。
何回かに分けて買うと、次のようなメリットがあります。ある銘柄を買った後、株価が下がることがあります。必ず上昇するという自身があれば、この安くなった同じ株を買い増すことで平均買値を下げ、上げに転じたときの利益幅を、さらに大きくすることができるわけです。こういう方法のことをナンピン(難平)と呼んでいます。
<ゲームプレイ編/銘柄画面>
今回プレイヤーが売買することができる10銘柄の終値や出来高が一覧できるのがこの画面です。取引の大切な指標として有効に利用してください。
売買する銘柄を選ぶ
今回プレイヤーが売買できる200銘柄の中から選ばれた10銘柄が、この画面に表示されます。画面では、それぞれの銘柄について、その銘柄の業種名(銘柄名は伏せてあります)、今週の終値、その前の週の終値との比較、今週の出来高が表示されています。個々の銘柄についてと、相場全体の動向についてこの画面でチェックができます。
チェックしたい銘柄があったら、十字ボタンでカーソル(オレンジ色の三角形)をその銘柄に合わせ、Aボタンを押すとチャート画面に変わり、さらに続けてデータ画面も見ることができます。Bボタンでメイン画面にもどります。
そのほかのマークについて…。プレイヤーが購入した銘柄には、*印がつきます。また、前週比の下向きの三角形は、前の週に比べて株価が下がったことを、上向きの三角形(オレンジ色)は、上がったことを示しています。
なお、終値と前週比の単位は円です。
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銘柄画面で、気になる銘柄があったら、チャート画面、データ画面でもっと詳しく調べ、売買の判断をします。 |
【「株式道場‐実践編‐」のBGM】
本ゲームに使われているBGMは、ドイツの作曲家バッハ(Johann Sebastian Bach 1685~1750)の名曲で統一しました。曲目は以下のとおりです。興味のあるプレイヤーは、どの場面でどの曲が使われているのか、当ててみるのも楽しいでしょう。
○ |
管弦楽組曲第2番より「バディネリ」 |
○ |
管弦楽組曲第3番第2楽章より「G線上のアリア」 |
○ |
インヴェンション1番ハ長調 |
○ |
インヴェンション8番ヘ長調 |
○ |
アンナ・マグダレーナのためのクラヴィア曲集より「メヌエット」 |
以上の5曲です。
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<ゲームプレイ編/チャート画面>
ファンダメンタルだ材料だといっても、これさえあれば相場がわかるといわれるほど、株価の読みにとって欠かすことができないのが、このチャートです。
もち株
この銘柄の株を持っているときは平均買値が、持っていないときは「もち株はありません」と表示されます。
のこりげんきん
この銘柄の株を持っているときは持ち株数が、持っていないときは、手持ちの現金の額が表示されます。
コマンド
つぎ |
次の銘柄のチャート画面に移ります。 |
データ |
この銘柄のデータ画面に移ります。 |
かい |
この銘柄のトレーディング画面に移ります。 |
うり |
Bボタンで、メイン画面にもどります。
ケイ線と出来高
チャート画面を構成する要素の、折線グラフのような部分がケイ線で、株価の推移を表わしています。本ゲームでは、1週間ごとの値動きの幅を表わす週足チャートを使っています。また、この1年間の動向も一目で見ることができます。1週間の動きを示す指標をローソク足といい、細い線は値動きの範囲を、太い線はその週の始値と終値を表わしています。オレンジ色のローソク足で株価が上がった状態を、白で下がった状態を表わしています。
画面下の棒グラフは、もう一つのチャートの大事な要素、出来高(株式の売買数)を表わしています。出来高で、その銘柄の人気――注目度を知ることができます。
ケイ線を読む
ケイ線は、週ごとの値動きを表わすローソク足の集まりでできています。
ケイ線の動きにはある規則性があるといわれ、その動きのパターンを読み取ることは、株価の先行きを予測するうえで大変大切なことです。
出来高にも注目
出来高を見るだけで株価の先行きが読めるといわれるほど、相場での出来高の意味は重要なものです。出来高と株価の関係についてよく理解し、常に注目しておく必要があります。
なお、チャートについて詳しくは、下記「チャートがわかれば百人力!!」の解説をご覧ください。
<ゲームプレイ編/データ画面>
この画面で、各銘柄(企業)の資本金や決算期などの基本的なデータから、株式戦略にすぐ活かせる1株益やPERまでが一目でわかります。
コマンド
つぎ |
次の銘柄のデータ画面に移ります。 |
チャート |
この銘柄のチャート画面に移ります。 |
メイン画面、チャート画面と同じコマンドは省略しました。
〔資本金〕
この銘柄の企業の資本金です。なお、ゲーム化にあたって、実際の資本金に近い値に整理しました。
〔決算期〕
その企業の決算月です。こちらもゲーム化にあたり、3月と9月に統一してあります。
〔前期1株益〕
前期の利益の総計を、発行株数で割ったものです。業績の状態を見る指標の一つです。この数値が高いほど、利益の効率がいいといえます。
〔今期1株益(予)〕
今期(次の決算まで)の1株あたりの利益の予想です。
〔年初来高値・安値〕
ゲームプレイを行なっている年の、年初来の高値と安値です。この数値を始め、データ画面の資本金と決算期以外のほとんどの数値が、株価の変動に応じて変化しますので、絶えずチェックしておく必要があります。
〔終値〕
その週の数値が表示されます。この終値に従い、この画面のほかの数値が変化することがあります。
〔予想PER〕
この年の予想PERが表示されます。その株価が利益に対し割安か割高かをみるための指標、PERについて、ここで少し説明しておきましょう。
PERは、株価収益率(Price Earnings Ratio)の略で、単にレシオといわれることもあり、世界中で最も広く用いられている指標です。
株価を、1株あたりの利益(上記「今期1株益(予)」参照)で割って求められるもので、「1株あたりの利益の何倍まで買われているか」をみる数値なのです。この数値が低いほど利益に対して割安、逆に高ければ割高ということになります。
つまり一般にPERが低いほど、株価が上昇する余地を残していると考えられるわけです。ちなみに現在の東証1部のPERは60倍前後です。なお、この場合の利益とは一般に税引き後の利益が用いられます。
<ゲームプレイ編/「買い」 株の購入>
いよいよ株を手にする「買い」の局面が登場です。ここまでの状況分析をあなたの株式戦略に大いに役立てて下さい。さて、銘柄は選べましたか?
買いのプロセス1――メイン画面から
メイン画面から「買い」を行なう場合は、銘柄画面で、買いたい銘柄を選びます。
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メイン画面で、「かい」にカーソルを合わせてAボタンを押すと、 |
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銘柄画面に変わり、ここで購入する銘柄を選びます。 |
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トレーディング画面
銘柄を選んでAボタンを押すとトレーディング画面に変わり、買いたい株数を注文します。
注文は手持ちの資金の範囲で、千株単位で行ないます。十字ボタンで株数を設定し、Aボタンで決定します。
注文できる株数は99000株までです。それ以上、購入する場合は、この「買い」のプロセスをもう一度くり返します。
なお、資金がたりないときは、株数を変更して、再度注文してください。
買いのプロセス2――チャート、データ画面から
コマンドで「かい」を選べば、チャートまたはデータ画面から直接、その銘柄の株を買うことができます。
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カーソルを「かい」に合わせて、Aボタンで、トレーディング画面に移ります。 |
<ゲームプレイ編/売買報告書画面>
希望の株が購入できたら、Aボタンを押してください。次に、売買報告書の画面になります。ここで、今の取引の明細を見ることができるわけです。
この画面でわかることは以下のとおりです。上から、今購入した株の、銘柄、買った株数、一株あたりの単価、購入額(単価×購入株数)、手数料、支払金(購入額+手数料)です。
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これで おぬしも株主の仲間入りができたのじゃ |
以上のプロセスで、株を手に入れることができたわけです。Aボタンで再びメイン画面にもどります。
また、「売り」の場合もほぼ同様のプロセスで行ないます。
なお、手数料については、下記「手数料」をご覧ください。
<ゲームプレイ編/次の週へ>
株を手にしたら、日を進めてみましょう。メイン画面で、「次のしゅうへ」を選ぶと日付が1週間進みます。進んだら、必ず各画面で数値のチェックをしておきます。
メイン画面
終値の変化に伴って、手持ち資金の残高も変わります。
銘柄画面
各銘柄の、この週の終値、前の週の終値との比較、出来高をチェックします。
チャート画面
チャートも1週間進んで、右端に今週の値動きの状態(ローソク足)が出てきます。
データ画面
終値の変化に伴って、予想PERが変化しました。ほかのデータも要チェックです。
<ゲームプレイ編/「売り」 株の売却>
次は売って利益を出す番です。タイミングを逸すると、手持ち資金が減ってしまいます。なお一層、チャートなどのチェックが必要になってくるのです。
売りのプロセス1――メイン画面から
メイン画面から「売り」を行なう場合は、手持ちの銘柄が一覧できる画面で、売る銘柄を選びます。
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メイン画面で、「うり」にカーソルを合わせてAボタンを押すと… |
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手持ちの銘柄が一覧できる画面に変わり、ここで売却する銘柄を選びます。 |
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トレーディング画面で、売る株数を、手持ちの株数の範囲内で注文します。方法は購入の場合とほぼ同様です。
売りのプロセス2――チャート、データ画面から
買いの場合と同様に、チャート、データ画面から直接、その銘柄を売ることができます。方法は買う場合と同様です。
手数料
実際の株式の売買には必ず手数料がかかります。これも証券会社の「儲け」になるわけです。実際の取引の場合は、1.25%から、取引額に応じて率は変わりますが、本ゲームの場合、簡略化するために、一律1%としました。
また、売りの際には、税金(有価証券取引税)がかかります。本ゲームでは、売却総額の0.5%(実際の取引では0.55%)が税金として売却金額から手数料と同時に差し引かれます。
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売りの場合は、税金を含んで1.5%の手数料になっています。 |
終了1ヶ月前
残りの週があと4週になったとき、道場主が登場して、最後のアドバイスをしてくれます。状況によって、悲観的なことをいわれることもありますが、それにもめげずに頑張りましょう。
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あと1ヶ月になりました。いよいよラストスパートです。 |
それまでの経過を検証しておく
最後の1週を迎え、いよいよ絶望的になったとき、ただ諦めてしまうのではなく、各銘柄のチャートで、ここまでの相場を振り返って検証してみると、いろいろ反省点があるものです。
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チャートで振り返れば、反省することしきり…、です。 |
<ゲームプレイ編/ゲームの終了>
残高が目標額に達し、3銘柄以上の取引ができると合格で、次のコースに進むことができ、期限内にそのどちらかが達成できなければ不合格となり、もう1度このコースに挑戦です。
合格
残高(手持ちの現金と株券の合計)が目標金額に達し、3銘柄以上の取引ができた時点で合格になります。
そのコースが合格すると、レベルアップして、次のコースに進むことができます。
銘柄がわかる
ここでようやく、今まで伏せられていた今回の10の注目銘柄の銘柄名が明らかになります。さて、あなたの推理は当たっていたでしょうか。
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今回のコースの注目銘柄のコードと銘柄名が公開されます。 |
不合格
各コースの期限がきても、残高が目標金額に達しないときと、3銘柄以上の取引が行なわれなかったときは、不合格になり、次のコースに進むことはできません。
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期限がきても目標に達しないときは、不合格。 |
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道場主の言葉をよく聞き、しっかり反省して、ぜひもう一度同じコースに挑戦してください。 |
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トレーディング画面になって、Aボタンで、もう一度挑戦できます。
各コースクリアのための ワンポイントアドバイス
初級 |
ゲームに用いた期間の全般的な株価の推移からいって、よほどのことがない限り、初心者でもクリアはむずかしくありません。むしろ、このコースは、ゲームの要領を覚えるための練習と考えてください。 |
中級 |
このコースもまだまだ初心者でも十分にクリアできるものです。思い切った順張りで、大胆に利食いをする作戦でも、底値に近い銘柄を手に入れ、じっくり待っても、このコースの条件ならむずかしくありません。 |
上級 |
大きな失敗さえしなければ、初心者でもクリアできます。ただし、買った銘柄が、もし見込み違いだと思ったら、すぐ見切ることです。期間も短くなるので、傷が深くなると、挽回がむずかしくなります。 |
セミプロ級 |
株価の動向を読んで、慎重に銘柄を選ぶ必要があります。大きな上昇期に乗り、タイミングよく乗り換えないと、クリアはむずかしいでしょう。また、同時にあまり多くの銘柄に手を出さないことです。 |
プロ級 |
チャート(ケイ線、出来高とも)の正確な読みと、それにプラス「ツキ」がなければ、クリアはできません。大胆な乗り換え作戦がうまくいきさえすれば、必ずチャンスはあります。 |
<ゲームプレイ編/セーブの方法>
ゲームを途中でやめるとき、セレクトボタンを押し、セーブしておくと、次回に同じところから再開ができます。
次にゲームをするときに最初の画面で、「まえのつづきから」を選ぶと、セーブしたところからプレイできます。
【ブラックマンデー】
1987年10月19日の月曜日、ニューヨーク市場は寄り付き(立合いの開始)から大量の売りに見舞われ、ニューヨーク・ダウは結局、その日1日で、額にして508ドル、率にして22.6%の急落をしてしまいました。
ニューヨークを震源地とする暴落の波はすぐさま全世界に波及し、日本でも10月20日の東京証券取引所で、日経平均株価にして14.9%の下落を見ました。これは大恐慌の引き金になった1929年10月24日の暴落を上回り、その曜日にちなんで「ブラックマンデー」と呼ばれるようになりました。
本ゲームのデータは、この時期も含んでいますので、10月の株価には十分注意が必要です。また、うまく利用するという手もあります。
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<資料編/株の基礎知識 Q&A>
まんがで、株の初歩をわかりやすく説明しました。
まんが 大野克彦
-<「げーむのせつめいしょ(仮)」管理人より>-
まんがは省略しました。ご了承願います。
<資料編/What's CHART チャートがわかれば百人力!!>
「相場は相場に聞け」といわれるとおり、チャートさえあれば、ほかの情報を考慮しなくても、株価の先行きを十分に予測することができるのです。
上は本ゲームのチャート画面。週足チャートです。
チャートとは本来海図とか、水路図という意味で、アメリカで株価の足取りを記録したグラフをこう呼んでいたのが、昭和30年代後半から日本でも使われるようになりました。
チャートを作る目的は、価格の足取りを図形化することによって、現在の価格やトレンド(傾向)を認識し、先行きの方向を読み取ろうとするものですが、究極の目的は売買のタイミングを判断することです。
現在一般に使われているチャートは、1週ごとの株価の推移を表わしたローソク足(週足といいます)を並べて作られたケイ線と、棒グラフで表わした出来高から構成されています。
チャートの要素1――ケイ線
チャートの第1の要素がケイ線です。それぞれの銘柄の1週間ずつに区切った値動きと、長期間(本ゲームの場合は1年間)の株価の推移を同時に見ることができるものです。
遠目には、折線グラフのように見えますが、よく見ると、ローソク足といわれる縦長の線の集まりでできています。
ローソク足
ローソク足は、それ一つで、高値、安値、始値、終値を表わすことができる大変便利なもので、始値、終値を表わす太い部分を実体、高値、安値の範囲を示す部分をヒゲといいます。ローソク足にはこのほか、1日や1ヶ月間の値動きを示す日足、月足などもあります。なお本ゲームでは、一般のチャートでは陽線は白ですがオレンジ色で、黒い陰線は白で表わしています。
ケイ線で株価の将来を予測する
株価に影響を与える要素(材料といいます)は数多くありますが、情報を多く集め余計なことを考えるより、チャートの分析だけで売買をした方が、むしろ確実だといわれています。
ローソク足の形で判断する
ケイ線を構成する要素であるローソク足の型を変化の前兆とみて、株価の先行きを予測する方法です。
陽線
始値より終値が高い(株価が上昇した)場合のローソク足
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下カゲ線
終値が高値と同じ。上げの勢いが強く、この先まだ上がりつづけそうです。 |
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丸坊主
終値が高値で、始値が安値。上げの勢いが強く、大幅下落の後なら反転しそう。 |
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上カゲ線
始値が安値と同じ。上げの勢いが落ちる。大きく上がった後なら反落に注意が必要。 |
陰線
始値より終値が低い(株価が下落した)場合のローソク足
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下カゲ線
始値が高値と同じ。大幅に下がった後に出れば、反騰する可能性があります。
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丸坊主
始値が高値で、終値が安値。下落する勢いが強い。大幅上昇の後なら反転しそう。 |
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上カゲ線
終値が安値と同じ。下げの勢いが強く、まだ続けて下がりそうです。 |
寄引同事線
始値と終値が同じ場合のローソク足
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トンボ
どちらかといえば、下がる方に勢いがあり、下落の後に出れば、転換の可能性が強い。
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十字線
上昇の後なら転換の弱い可能性があり、下降の後なら反転する可能性が強い。 |
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トウバ
上がりにくい状態。また上昇の後で出れば、弱いが反落する可能性もあります。 |
株価パターンから先行きを読む
今度は、ケイ線で株価の先行きを読む方法です。いい替えれば流れを読むことでもあります。大きな流れの中に小さな動きが加わります。ここが売買のチャンスなのです。
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上昇のトレンドですが、反落する時期もあり、売買するタイミングによって必ずしも利益が出るとは限りません。 |
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下降のトレンドですが、売買するタイミングを選んでいけば、かなりの利益を出すこともできたはずです。 |
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傾向線についても知っておこう
判断の基準にするためにチャートに補助線を引く一つの方法で、簡単にできる傾向線の書き方を紹介しましょう。
チャート上の安値のピークと、高値のピークをそれぞれ結んだ線を引き、ケイ線全体がこの2本の線の中に入るようにします。この2本の線の方法で、その銘柄の大きなトレンドがわかります。この流れの中の株価の動きの法則性を読み取れば、さらに正確な読みが期待できます。
チャートの要素2――出来高
チャートのもう一つの大切な要素が出来高です。出来高とは、売買された株数のことで、本ゲームのチャート画面では、週ごとに、ケイ線の下の千万株単位の棒グラフで表示されています。出来高が多いほど、その銘柄が人気を集めた――注目されたことになります。
「出来高は相場のバイタリティーを表わし、株価はその影にすぎない」といわれるように、出来高の動向は、常に株価に先行しているものなのです。したがって、出来高の動きの意味を知ることができれば、相場の予測にとって有利なことは、いうまでもありません。
出来高で株価を予測する
一般に、出来高は、株価が上昇傾向をたどっているときには増加し、下降または低迷しているときには減少するという習性はありますが、もう少し細かく見て、次のような売買の指標に出来高の動きを利用する方法もあります。例を上げてみましょう。
長い低迷が続いた後、出来高を伴わない突飛な高値は、必ずしもそのまま株価が上昇するとは限りませんが、近く起こると思われる本格上昇の前触れになる場合があります。また、株価が上昇するとともに、着実に出来高が上昇しているということは、人気が増していることであり、まだ上昇は続くと考えられます。
<資料編/格言による株必勝法>
ゲームの合い間に道場主が与えてくれるアドバイスは、相場のプロたちの間で格言として認められている相場のセオリー――つまり株の必勝法なのです。
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ゲームのオープニングに出てくるこの言葉は、徳川家康の作と伝えられている短歌で、努力さえ怠らなければ、時間はかかるかもしれないが、必ず報われる、という意味があるのじゃ。 |
《もうはまだなり まだはもうなり》
売り買いのタイミングの見極め方についての教訓です。この相場はもう天井――つまり、これ以上上がらないと思っているときは、実はまだ天井ではなく、まだ天井ではないと思っていると天井になっているということです。
もう底だと思ってもまだ下がり、まだ下がると思っているともう上がるのだ、というように、「底」の場合も同様です。
天井や底については、「天井を買わず底を売らず」というように至極当然な格言もあります。ただ、天井や底を見極めるということは、後になってみれば簡単そうなことですが、実は大変なことで、これができれば、誰も苦労はしないのですが…
また、「まだ」や「もう」の判断は、外からの情報に惑わされることが少なくありません。マスコミなどの、他人のいうことに惑わされてはいけないという教訓でもあります。
《山高ければ 谷深し》
この場合の山は当然天井のことで、谷は底を指します。大きく上がった株ほど、反動が大きく下がり方も大きいということです。暴騰する株はやがて暴落する危険をはらんでいるので、暴落した株の上げが止まったら、早く見切って売った方がいいということを表現しています。
これは仕手株については特に顕著ですが、優良株でも原則的には同じです。ただ、仕手株の方が上げ方が意図的で派手なだけ、下がり方も激しいということはいえます。「相場の終った株の下げはきつい」という格言もあります。
株の相場には多分にメンタルな要素が影響しています。一般社会のブームとまったく同じで、人気が集中しているときには思いもよらないほど、それが冷めたときには、以前に増して、人気が落ち込むものなのです。
《相場は相場に聞け》
相場には、決まった動きがあり、これを無視すると失敗することがあります。本来相場というものは、相場なのだから相場を知るためには、相場に依ることしかないはずなのですが、多くの人が案外相場そのものをなおざりにしているようです。
この格言を具体的にいえば、毎日の値動き、出来高をよく観察して、相場を判断せよということなのです。
一般に、株というのは、材料によって上がったり下がったりするものだと思われていますが、実は、相場は相場自体のエネルギーによって動いているというのが正しい見方です。
また、相場の動きにはいくつかの一定のパターンがあり、このパターンを読むことで、相場の先行きを予測することができます。だからこそ、チャート分析をマスターすることが株で成功するための秘訣なのです。
《利食い千人力》
利食いというのは、買った株が値上がりしたらすぐ売って、とにかく利益を確保することです。これを心掛けていれば、損をすることはまずないはずです。
この方法では、利益の幅は少ないかもしれませんが、まだまだ上がるだろうと思って持ち続け、売り損ねてしまって、結局損をすることから較べると、よほど得策です。
ただ、いくら「千人力」といってもケースバイケースで、底のあたりで買ったものは、少し上がったからといって、すぐ売ってしまうのは賢明とはいえません。じっくり待って大きな利益を出すことを考えるべきです。
また、売りの場合に特に機敏さと思い切りが大切だという意味で、「見切り千両」とか「売りは迅速、買いは悠然」という格言も覚えておくといいでしょう。
《天井三日 底百日》
一般的に天井は短く、底は長いという傾向があります。
そうなるのは、株価については誰も疑心暗鬼になるもので、「もう天井かな」と思ったときには早く手放してしまい、逆に「そろそろ底かな」という気がしてもなかなか手を出せないものなのです。
また、特に仕手が絡んでいるときの天井には、要注意です。「山深ければ…」と同様に、仕手が見切った場合、あっという間にひどく下がってしまうからです。
また、本ゲームにも出てくる「戻り待ちに 戻りなし」という格言も同じようなケースで使われ、一度下げに入った相場はなかなか上げに転じないということを表わしています。
ただ現在は、底の見極めも早くなっている傾向があるので、底については、この格言はあてはまらないともいわれています。
《閑散に売りなし》
株価が底になったとき、閑散――すなわち出来高が減少して最低になるということです。つまり、閑散が買いのサインというわけです。
ただ、常に出来高が減少した後すぐ上昇に転じるというわけではなく、むしろ下げ相場がこの閑散の後本格化するということがあります。天井の後、しばらく下がった後に、売りも買いも少なくなり、一時的に出来高が少なくなることがあります。この後さらに下がる危険性を秘めているわけです。ここで買ってしまうと痛い目にあいます。
つまり、その閑散が下げの途中なのか、底になってからなのかを見極める必要があるのです。この下げ相場での閑散ならば、買いのサインでは決してなく、むしろ売りのサインと見るべきでしょう。
《売り買いは腹八分》
できるだけ安く買い、高く売る――底を買って天井を売ることは理想ですが、現実はそううまくいくものではありません。欲を出して高値をどこまでも追いかけていくと、結局相場は急転して大損をしてしまうことになるのがオチなのです。買いの場合も同様、底を見届けてから買おうとしているうちに高騰して、せっかくのチャンスを逸するのが関の山。無理をせず腹八分で思いとどまるのが賢明ということです。
また、常に相場に手を出すのではなく、適当に休むことも大切です。うまく利益が出せた後は1、2ケ月休んで、慎重に次のチャンスを狙うのが肝心なのです。ここで休まず常に相場に手を出していると、結局総決算してみると、損をしているものなのです。休みの必要性を説く格言には次のようなものがあります。「休むも相場」、「売るべし 買うべし 休むべし」。
《迷ったら売れ》
「まだ上がりそうな気がするものの…」と、迷ったときにはまず売って利益を確保することです。まず少し売って、それでも迷っていたら全部売ってしまい、現金にして新たなチャンスを待つことです。
それでも、利益が出ているうちはまだよくて、迷っているうちに「下げ相場は早きものなり」となるのです。また「しまったら仕舞え」という言葉もあります。「しまった」と思ったらすぐ手放すことです。
上がりそうな気がしても自信が持てないときは、出来高で判断するといいでしょう。出来高が減ったら即売りです。
相場に迷いはつきものです。買うときにも「心に叶わざる相場のときは休むべし」という言葉があります。結局、自信が持てない相場には手を出さない方が賢明だということです。
《人の行く 裏に道あり 花の山》
大衆の言動に惑わされると、相場に勝つことはできません。常に人の逆をいくことです。「大衆は常にまちがっている」という格言もあります。ある株に人気が集中しているときは、実はもう天井にきていることが多いのです。センセーショナルな報道につられて、天井にきている相場に手を出したりしないように、という戒めなのです。
ただし、「少しも危うきと思う所にて、馬に乗らぬものなり」という言葉があるように、冒険を進めているわけではなく、慎重さを失ってはいけないというのは、当然のことです。自分なりに分析を重ねた上で、わが道を行くべきなのです。
また、楽をしていては勝てないという意味で次のような言葉もあります。「安逸を求める気持ちを捨て切れぬ人は、決して幸福をわがものにすることはない」、「狭き門より入れ」。
《バラを切るごとく売れ》
これは、利食いの原則をうまく表現した格言です。
バラを切るときには、完全に開いてしまってからより、八部咲きぐらいで切った方が、切り花としての価値が高いということから、株の場合も同様に、まだ惜しいぐらいのときに思い切って売っていれば、決して損するということはありません。「まだ上がるだろう」と思って売り惜しんでいると、利食いのチャンスも逸してしまい、結局損することになります。「利食い千人力」や、「腹八分目」の考え方とまったく同じです。
やはり、思い切りよく売れ、というのがわかっていてもできないものなのです。「火中に飛び入る思い切りにて売るべし」という格言もあります。
大切な花を切るように、惜しみながら少しずつ売れ、という意味だと勘違いしないように。
《知ったらしまい》
その株に関する好情報が新聞などに発表されて大衆が知ってしまったら、その相場が終わる――つまり天井になってしまうことがよくあります。「材料が出つくした」といい、後は下がるだけです。
株価は情報を先取りして上がるものなのです。ジリジリ上がっているときには、不確実な材料が作用していることが多々あります。そして、その情報が確実なものになったときには、案外すでに天井になってしまっているものなのです。ここで買いにでても、高値をつかまされるだけ。新聞などに公表された好材料は、実は売りのサインと考えるべきなのでしょう。
しかし、そうだからといって「早耳の早だおれ」という格言もあります。不確実な噂に飛びついて思わぬ失敗することがないようには心するべきです。
<資料編/200銘柄一覧表>
本ゲームには、昭和60年11月から63年10月までの、東証上場の銘柄の中から選んだ200社の実際のデータを使用しました。200銘柄の内訳は以下の表のとおりです。
一覧表は、次のように構成しました。各銘柄について、左から銘柄コード、銘柄名(市場での通称)、社名の順です。
なお、社名については、通称のものもあります。また、銘柄名と同じものは省略しました。
業種は、一般に使われている分類法によりましたが、実際とは若干異なるところがあることをご了承ください。
水産 |
1331 | 日魯漁 |
日魯漁業 |
1332 | 日水 | 日本水産 |
建設 |
1802 | 大林組 | ―― |
1804 | 佐藤工 | 佐藤工業 |
1812 | 鹿島建 | 鹿島建設 |
1814 | 大末建 | 大末建設 |
1818 | 日産建 | 日産建設 |
1837 | 間組 | ―― |
1883 | 前田道 | 前田道路 |
1895 | 大成道 | 大成道路 |
1923 | ミサワ | ミサワホーム |
1928 | 積ハウス | 積水ハウス |
1942 | 関電工 | ―― |
1951 | 協電設 | 協和電設 |
食品 |
2001 | 日本粉 | 日本製粉 |
2108 | 甜菜糖 | 日本甜菜製糖 |
2201 | 森永菓 | 森永製菓 |
2212 | 山パン | 山崎製パン |
2284 | 伊藤ハム | ―― |
2503 | キリン | キリンビール |
2536 | 三楽 | ―― |
2602 | 日清油 | 日清製油 |
2810 | ハウス食 | ハウス食品工業 |
繊維 |
3101 | 東洋紡 | ―― |
3102 | 鐘紡 | ―― |
3106 | 倉敷紡 | クラボウ |
3201 | 日毛 | 日本毛織 |
3401 | 帝人 | ―― |
3402 | 東レ | ―― |
3403 | 東邦レ | 東邦レーヨン |
3407 | 旭化成 | 旭化成工業 |
3529 | 厚木ナ | 厚木ナイロン工業 |
3591 | ワコール | ――
| 製紙 |
3702 | 山国パ | 山陽国策パルプ |
3861 | 王子紙 | 王子製紙 |
3863 | 十条紙 | 十条製紙 |
3865 | 北越紙 | 北越製紙 |
3877 | 中越パ | 中越パルプ工業 |
化学 |
4001 | 三井東圧 | 三井東圧化学 |
4004 | 昭電工 | 昭和電工 |
4010 | 菱化成 | 三菱化成 |
4042 | 東ソー | ―― |
4045 | 東合成 | 東亜合成化学工業 |
4061 | 電化 | 電気化学工業 |
4063 | 信越化 | 信越化学工業 |
4091 | 日酸素 | 日本酸素 |
4092 | 日本化 | 日本化学工業 |
4118 | 鐘化 | 鐘淵化学工業 |
4151 | 協発酵 | 協和発酵工業 |
4184 | 菱油化 | 三菱油化 |
4201 | 日合成 | 日本合成化学工業 |
4202 | ダイセル | ダイセル化学工業 |
4216 | 旭有機 | 旭有機材工業 |
4404 | ミヨシ油 | ミヨシ油脂 |
4611 | 大日塗 | 大日本塗料 |
4634 | 洋インキ | 東洋インキ製造 |
4911 | 資生堂 | ―― |
薬品 |
4502 | 武田薬 | 武田薬品工業 |
4503 | 山之内薬 | 山之内製薬 |
4511 | 藤沢薬 | 藤沢薬品工業 |
4518 | 富山化 | 富山化学工業 |
4519 | 中外薬 | 中外製薬 |
4535 | 大正薬 | 大正製薬 |
4537 | エスエス | エスエス製薬 |
石油 |
5001 | 日本石油 | ―― |
5002 | 昭シェル | 昭和シェル石油 |
5005 | 東燃 | 東亜燃料工業 |
5007 | コスモ石 | コスモ石油 |
窯業 |
5201 | 旭硝子 | ―― |
5202 | 板硝子 | 日本板硝子 |
5231 | 日セメ | 日本セメント |
5233 | 小野田セ | 小野田セメント |
5238 | 菱鉱セメ | 三菱鉱業セメント |
5331 | ノリタケ | ―― |
5332 | 東陶機 | 東陶機器 |
5333 | ガイシ | 日本ガイシ |
鉄鋼 |
5403 | 川鉄 | 川崎製鉄 |
5404 | 鋼管 | NKK |
5451 | 淀川鋼 | 淀川製鋼所 |
5453 | 洋鋼鈑 | 東洋鋼鈑 |
5491 | 日金属 | 日本金属 |
5562 | 日重化 | 日本重化学工業 |
非鉄 |
5711 | 三菱金 | 三菱金属 |
5712 | 日鉱 | 日本鉱業 |
5713 | 住友鉱 | 住友金属鉱山 |
5714 | 同和鉱 | 同和鉱業 |
5738 | 住軽金 | 住友軽金属工業 |
5802 | 住友電工 | 住友電気工業 |
5804 | 三菱線 | 三菱電線工業 |
金属 |
5901 | 洋カン | 東洋製罐 |
5929 | 三和シヤ | 三和シャッター工業 |
5932 | 三協ア | 三協アルミニウム工業 |
機械 |
6103 | 大隈鉄 | 大隈鉄工所 |
6113 | アマダ | ―― |
6118 | アイダ | アイダエンジニアリング |
6203 | 豊和工 | 豊和工業 |
6205 | 大阪機工 | ―― |
6301 | 小松製 | 小松製作所 |
6302 | 住友重機 | 住友重機械工業 |
6326 | 久保田 | 久保田鉄工 |
6331 | 化工機 | 三菱化工機 |
6361 | 荏原製 | 荏原製作所 |
6371 | 椿本チェ | 椿本チェイン |
6436 | アマノ | ―― |
6440 | JUKI | ―― |
6448 | ブラザー | ブラザー工業 |
| |
電機 |
6501 | 日立 |
日立製作所 |
6503 | 三菱電 | 三菱電機 |
6504 | 富士電機 | ―― |
6581 | 日立工 | 日立工機 |
6641 | 日新電 | 日新電機 |
6701 | 日本電気 | ―― |
6702 | 富士通 | ―― |
6703 | 沖電気 | 沖電気工業 |
6751 | 日無線 | 日本無線 |
6752 | 松下電産 | 松下電器産業 |
6754 | アンリツ | ―― |
6758 | ソニー | ―― |
6762 | TDK | ―― |
6764 | 三洋電 | 三洋電機 |
6770 | アルプス | アルプス電気 |
6773 | パイオニア | ―― |
6792 | ビクター | 日本ビクター |
6802 | 赤井電 | 赤井電機 |
6807 | 航空電子 | 日本航空電子工業 |
6845 | 山武ハネ | 山武ハネウェル |
6902 | 日電装 | 日本電装 |
6923 | スタンレー | スタンレー電気 |
6925 | ウシオ | ウシオ電機 |
6976 | 太陽誘電 | ―― |
6988 | 日東電工 | ―― |
輸送機器 |
7003 | 三井造 | 三井造船 |
7011 | 三菱重工 | 三菱重工業 |
7012 | 川重 | 川崎重工業 |
7013 | 石川島 | 石川島播磨重工業 |
7222 | 日産車 | 日産車体 |
7224 | 新明和 | 新明和工業 |
7240 | NOK | ―― |
7248 | カルソニク | カルソニック |
7259 | アイシン | アイシン精機 |
7272 | ヤマハ発 | ヤマハ発動機 |
精密機器 |
7701 | 島津製 | 島津製作所 |
7721 | 東計器 | 東京計器 |
7731 | ニコン | ―― |
7750 | 旭光学 | 旭光学工業 |
7751 | キヤノン | キャノン |
7752 | リコー | ―― |
7753 | ミノルタ | ミノルタカメラ |
製造 |
7911 | 凸版 | 凸版印刷 |
7912 | 大日印 | 大日本印刷 |
7936 | アシックス | ―― |
7952 | 河合楽 | 河合楽器製作所 |
7977 | フラベッド | フランスベッド |
商業 |
8001 | 伊藤忠 | 伊藤忠商事 |
8002 | 丸紅 | ―― |
8012 | 長瀬産 | 長瀬産業 |
8016 | オンワド樫 | オンワード樫山 |
8022 | ミズノ | ―― |
8031 | 三井物産 | ―― |
8035 | 東エレク | 東京エレクトロン |
8050 | 服部 | 服部セイコー |
8053 | 住友商 | 住友商事 |
8061 | 西華産 | 西華産業 |
8063 | 日商岩井 | ―― |
8088 | 岩谷産 | 岩谷産業 |
8102 | 日立家電 | 日立家電販売 |
8231 | 三越 | ―― |
8232 | 東急百 | 東急百貨店 |
8233 | 高島屋 | ―― |
8238 | 伊勢丹 | ―― |
8253 | 西部クレ | 西部クレジット |
8263 | ダイエー | ―― |
8264 | イトヨカ | イトーヨーカ堂 |
8267 | ジャスコ | ―― |
8268 | 西友 | ―― |
金融 |
8315 | 三菱銀 | 三菱銀行 |
8317 | 富士銀 | 富士銀行 |
8318 | 住友銀 | 住友銀行 |
8320 | 三和銀 | 三和銀行 |
保険 |
8751 | 東京海上 | 東京海上火災保険 |
8752 | 大正海 | 大正海上火災保険 |
8753 | 住友海 | 住友海上火災保険 |
8754 | 日本火 | 日本火災海上保険 |
8755 | 安田火 | 安田火災海上保険 |
不動産 |
8801 | 三井不 | 三井不動産 |
8802 | 菱地所 | 三菱地所 |
8804 | 東建物 | 東京建物 |
8830 | 住友不 | 住友不動産 |
陸運 |
9001 | 東武 | 東武鉄道 |
9005 | 東急 | 東京急行電鉄 |
9006 | 京急 | 京浜急行電鉄 |
9007 | 小田急 | 小田急電鉄 |
9008 | 京王 | 京王帝都電鉄 |
9062 | 日通 | 日本通運 |
9076 | 西濃運 | 西濃運輸 |
海運 |
9101 | 日本郵船 | ―― |
9107 | 川崎汽 | 川崎汽船 |
倉庫 |
9301 | 三菱倉 | 三菱倉庫 |
9303 | 住友倉 | 住友倉庫 |
通信 |
9401 | 東京放 | 東京放送 |
|
<資料編/株式の言葉>
PART1 基礎用語編
ここには、ごく基礎的な株式用語のうち、特に本ゲームに関わりの深いもの、本文中で説明できなかったものを中心に集めました。(五十音順)
【押し目】
上げ相場のとき、一時的に株価が小幅に下がった所のこと。この時に株を買うことを「押し目買い」、または「押し目拾い」という。
「押す」とは、上げ相場のとき、一時的に株価が下がること。
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【カラ(空)売り】
信用取引制度を利用して、持っている株数以上の株を売ったり、持っていない株を売ったりすること。
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【カラ(空)買い】
証券会社から資金を借りて、株式を購入すること。
|
【逆張り】
人気が下降して、大きく値下がりした銘柄を買い、じっくり値上がりを待つ戦術。
→順張り
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【材料】
株価を動かす要素のこと。株式自体の価値(基本的要因)と市場内外の一般的な情勢(二次的要因)とに大きく分けられる。基本的要因とは、銘柄の企業自体の資産や現在の収益、将来性などのことをいう。また、二次的要因はさらに市場の内外の要因に分けられる。市場内の要因とは株式の需給関係、市場外の要因とは景気や金融の動向、政治、国際関係、為替などの社会情勢などのことをいう。
→ファンダメンタルズ(キーワード編)
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【指し値注文】
売買したい価格を決めて出す注文のこと。
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【仕手株】
投機家、大口投資家、専門業者、クロウト筋など(仕手という)によって、常に、あるいは、ある時期に売買の対象となり、株価が大きく変動する株。
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【順張り】
人気上昇中の銘柄に便乗する買い方。
→逆張り
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【相場】
一般的には、実際の物を取引をせず、市場の高下によって行なわれる投機的な取引のことをいうが、その価格自体のことを指すことも多い。
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【底】
相場が下がるだけ下がって、それ以下に下がらなくなった状態のこと。こうなることを「底入れ」、底の価格を「底値」という。
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【立ち会い】
取引所の規定に従って定められた場所、時間、方法で証券の売買を行なうこと。
|
【単位】
取引所の中で売買される株式の株式数の最小単位。最も多い額面50円と20円または無額面の場合は1000株単位、額面500円の場合は100株単位が原則。ただし、株価が極めて高い場合も100株単位。NTT株は1株単位。
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【手数料】
正しくは、株式委託手数料。株式の売買を行なった際、投資家が証券会社に支払う手数料。約定代金が100万円以下の場合が1.25%で、額が多くなるに従い率は低くなる。
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【天井】
相場の最高値のこと。
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【投げ】
損を覚悟で売ること。
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【成り行き注文】
価格を指定せずに、いくらでもいいから売買してくれ、と出す注文のこと。
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【ナンピン(難平)買い】
相場の下落につれて株式を買い増し、平均買値を引き下げ損を平均化すること。売りの場合にも応用できる。
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【配当】
株式会社が定期的に株主に対して、株主総会で決議された利益を分配することをいう。
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【反発】
下げ過程の中で一時的に戻すこと。
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【保護預かり】
証券会社が顧客から有価証券を預かり、安全、確実に保管する業務。
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【銘柄】
株券の、一般に認められている名称。
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【利食い】
相場で利益勘定となった株式などを、売却して、実際に利益を出すこと。
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PART2 キーワード編
ここには、新聞紙上などを賑わしている現代用語的なものを中心に集めました。(五十音順)
【アナリスト】
企業の財務分析、相場動向の分析、産業界や経済の動向調査などを行なう分析の専門家のこと。証券の専門家は特に「証券アナリスト」といわれる。
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【インサイダー取引】
公表されていない企業の内部情報を利用した、株式などの不公正取引のこと。従来、取り締まりの基準が曖昧だったが、この4月に施行された改正証券取引法で具体的な数字をあげて基準を示し、罰則を設けている。しかし、なおアメリカなどに比べると罰則や対象者について、著しく甘いといわれている。
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【機関投資家】
保険、年金基金、信託投資、共済組合などの法人または団体で、安定的な資産を背景に純粋な投資目的を持って、継続的に証券投資を行なう投資家のこと。近年この機関投資家の動向による証券市場への影響が高まっている。
|
【キャピタルゲイン】
株価の値上がりによる売却益。わが国では、大口取引を除いて原則的に非課税だったが、不公平感などの強まりなどを背景に、見直し議論が高まり、昭和63年6月に申告分離課税、源泉分離課税の方式を取り入れた原則課税案が決定した。
なお、配当による利益をインカムゲイン、値下がりしたときの損失はキャピタルロスという。
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【システム商い】
コンピュータを介して株式の売買を処理する商いのこと。
|
【証券アナリスト】
→アナリスト
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【ストップ高・安】
株式市場で、あまりに激しく値動きし、市場が混乱することを避けるために、株価の上下の幅を制限している。この値幅いっぱいまで高くなった場合をストップ高、安くなった場合をストップ安という。
|
【ダウ平均株価】
アメリカのダウジョーンズ社が開発して毎日発表しているもので、アメリカ株式市場の動向を表わす代表的な指標。昭和50年から60年までは、日本でも日経ダウ平均株価として利用されていた。
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【東証】
東京証券取引所のこと。日本の証券取引所はこのほか大阪、名古屋、京都、広島、福岡、新潟、札幌にある。
|
【東証株価指数】
東証により計算発表されている株価指数で、市場第一部全銘柄の上場時価総額(株価×上場株数の合計)を基礎とする指数。略してTOPIX(Tokyo Stock Price Index and Average)といわれる。
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【日経平均株価】
日本経済新聞社が発表している東証一部上場225銘柄を対象にした株価指数。この平均株価は、株主に新株が割り当てられた際に生じる株価の下落を修正することによって株価の長期の成長を表わそうとしている。
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【ファンダメンタルズ】
景気、企業の財務内容など企業収益、つまり株式相場に影響を与える要因。経済成長率、国際収支、為替の変動、海外の株価、物価上昇率など。
→材料(基礎用語編)
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【プログラム・トレーディング】
機関投資家などがコンピュータを使って、相場変動時に自動的に売買注文を出すこと。実際の取引の前に人のチェックは入るものの、多くのシステムが同じ注文に殺到することがあり、これがブラックマンデー(上記「ブラックマンデー」参照)の原因といわれている。
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【ポートフォリオ】
もともと紙ばさみや書類カバンのことをいったが、転じて投資主体が保有する株式、債券など有価証券の一覧表を指すようになり、投資に伴うリスクを分散させるために考えられた分散投資を表わす言葉として使われている。リスクが伴う投資ほど利益率が高くなることが期待できる。このリスクの部分をほかの比較的安全な資産に分けて所有するという考え方が「ポートフォリオ・インシュアランス」といわれている。
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■ | ゲーム化にあたり、株式の売買を、できる限り忠実にシミュレートすることを心掛けましたが、細部につきましては実際とは異なるところがあることをご了承下さい。
株価のデータは昭和60年11月から、63年10月の東京証券取引所上場の200社(銘柄一覧表参照)のものを使用しました。
なおゲームの内容につきましては、東京証券取引所は関知しておりません。 |
■ |
ゲーム及び取扱説明書の制作には、以下の書籍を参考、または引用させていただきました。(順不同)
「株式市場 資本主義の幻想」(倉澤資成/講談社現代新書)
「入門 株式チャート100%活用法」(石井勝利/経林書房)
「株式チャート トクトク入門教室」(石井勝利/海南書房)
「入門 株式チャートの読み方練習帳」(星 和貴/アスカビジネス)
「マンガ版はじめての株の本」(石井勝利&さいとうはるき/アスカビジネス)
「大儲け 株式名言格言集」(守屋陽一/自由国民社)
「最新版 株がわかる本」(笹淵金二、平倉由美、鈴本よしふみ/甲子書院)
「初めての人の株の売買便利事典」(橘 鷲一郎/こう書房)
「株で儲ける127カ条」(浦 宏/ナツメ社)
「イミダス1988、1989」(集英社)
「会社四季報/1989年1集」(東洋経済)
「朝日キーワード1989」(朝日新聞社)
「日経WOMAN 2月号」(日本経済新聞社)
「株式得報/オール生活2月臨時増刊号」(実業之日本社) |
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