京都花の密室殺人事件
密室に殺意の花
山村美紗 原作
生け花の個展会場で主催者の女性が、毒殺された! それは、華道界を舞台にした連続殺人事件の発端であり、事件の謎はさらに深まってゆく…。ゲームデザイナー(あなた)は再びキャサリンと事件解決のために立ち上がった。
原作者からのごあいさつ
前作「京都龍の寺殺人事件」に続いて、私のファミコン・ミステリー第二作が出来上がりました。
今回は私自身も興味を持つ生け花の世界を舞台に、連続殺人事件が起こります。「京都花の密室殺人事件」のタイトルが示すように、茶室の密室トリックを用意しました。前作でおなじみのキャサリンと共に、あなたもこのトリックに挑戦してみて下さい。
あなた自身が登場人物と話を交わし、証拠を集めていくうちに、段々と深まる謎、そしてサスペンス。小説を読むのとはまたひと味違ったミステリーの醍醐味を、満喫して頂けるものと思います。
山村 美紗(やまむら・みさ) |
<目 次>
事件の発端 登場人物の紹介 捜査のスタート 捜査を中断したい/再開したい 画面の見方と操作の方法 |
アイコンを使いこなそう 狩矢警部が教える捜査のイロハ キャサリンのアドバイス カフェ・ド・ミサのママから大切なメッセージ |
<事件の発端>
主人公のあなたは友人のキャサリンとともに、生け花の個展を見に京都へやってきた。主催者は華道の京本派でも高弟の実力をもつ「松野愛子」。彼女は挨拶を交わすと、席をはずした。
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<登場人物の紹介>
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<捜査のスタート>
■ | スタートボタン → 十字キーで「スタート」を選び → スタートボタン |
■ | 十字キーで「名前」を選び → A 繰り返し → 「おわる」を選び A |
<捜査の中断>
捜査を中断したい
■ | コマンド(命令)の流れ |
→ | A | → | → | A |
① | を選び、小窓から「カフェ・ド・ミサ」を選択。 |
② | カフェ・ド・ミサがでたら、アイコンのを選択。 |
③ | ママがパスワードを教えてくれます。パスワードの途中が空いているときは、それも一文字に数えて下さい。 |
■ | コマンド(命令)の流れ スタート画面でコンティニューを選択 → パスワード入力 |
① | タイトル画面でコンティニューを選びます。 |
② | 次の画面が出たらパスワードを入力します。 入力方法は上記「捜査のスタート」内の「主人公(あなた)の名前を登録しましょう」と同じです。 |
③ | 「おわる」を選び、Aボタンで捜査の再開です。 |
<画面の見かたと操作方法>
① | メインスクリーン 主人公がいる場所、話している相手がこの画面の中に現われます。 |
② | アイコン メインスクリーンが変わると、そのシーンで実行できる行動が絵で表示されます。アイコンとはこの絵の事です。アイコンを選ぶことでゲームをすすめます。(くわしい説明は下記「アイコンを使いこなそう」) |
③ | サブウィンドウ(小窓) アイコンを決定すると画面の右上に小窓が開き、コマンドが出ます。カーソルで選択して実行したい行動を決定します。 |
④ | メッセージ画面 シーンの説明、会話などが表示されます。表示開始のとき、Aボタン2回で表示スピードを速くできます。 |
⑤ | カーソル メッセージ終了を表わします。点めつしているときはまだメッセージが続くという意味。 |
十字キー | アイコン選択、サブウィンドウ選択、文字選択、(指)移動、スクリーンの左右スクロール等に使用。 |
Aボタン | アイコン、サブウィンドウ、文字の決定に使用。メッセージ画面で(カーソル)表示の時、続きの内容を表示するときに使用。 |
Bボタン | Aボタンで決定した内容を解除するときに使用。 |
その他 | サブコマンドの下に(カーソル)表示の時、十字キーを押下げると続きの画面を表示します。 |
<アイコンを使いこなそう>
アイコンとは主人公のあなたが実行できる命令や行動を絵文字にしたものです。各場面ごとに実行できるコマンドが表示されます。
(Aボタンの所でBボタンを押すといつでもキャンセルできます)
聞く 各シーンで会う人達から、証言やヒントを聴くときに使用。誰に聴くのかを小窓にでた名前から選び、内容を決めて実行します。
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移動 このコマンドで捜査したいところへ移動できます。
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調べる より詳しく捜査したい所や人物、証拠品を、指で示して調べられます。またあたりの様子を見ることもできます。
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話す 捜査の結果を相手を選んで話すことができます。
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取る 証拠品を手にいれたり、電話を取るときに使うコマンドです。
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見せる 持っている証拠品、資料を相手を選んで見せます。
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キャサリン キャサリンの推理や話を聞くときに使います。
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考える 捜査が進行して集まった情報を整理するときに使います。
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中断 捜査を中断するときに使用します。(くわしい説明は上記「捜査の中断」)
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手帳 これまでの捜査で分かったことを人物ごとにまとめた手帳です。
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<狩矢警部が教える 捜査のイロハ>
その① 「聞く」コマンド 関係者には、ドンドンものをたずねてみよう。何度も話をしているうちに、相手が思い出したり、重要な情報を話したりする。話の進み方で展開が大きく開けます。 |
その② 「調べる」コマンド 調べられるものはひととおり、くわしく調べてみよう。 |
その③ 「移動」コマンド 捜査は足でするものだ。面倒でもあちこちと歩き回ろう。午前中行ってもいなかった人が午後には居たり、時間を置いて行くと状況が変わったりしていることも多いんだよ。 |
その④ 「考える」コマンド 捜査にも区切りが必要だ。一息ついて、自分の部屋でじっくり考えをまとめることが大切だね。有能な捜査マンには冷静さも求められるんだぞ。 |
<捜査のチェックポイントはここよ キャサリンのアドバイス>
① | 「話す」コマンドであなたが調べた結果は必ず教えてね。 |
② | 私がいるシーンでは、とりあえず私の話を聞いてみて。 |
③ | キャサリン・コマンドを使うと、思わぬヒントが得られるかも…… |
わたしのするどい推理力を ドンドン利用してね。 |
<カフェ・ド・ミサのママから 大切なメッセージ>
① | パスワードは間違えないようにメモしてね。 |
② | キャサリンには、ときどき会いに来た方がいいと思うわ。 |
③ | 部屋の時計がその日の捜査の進み具合いと関係してるのよ(タイムチェック方式と言うのよ。) |
このたびはタイトー・ゲーム・カセット「京都花の密室殺人事件」をお買い上げいただきましてまことにありがとうございます。
ご使用の際には、取り扱い方、使用上の注意など、この「取り扱い説明書」をよくお読みいただき、正しい使用方法でご愛用下さい。なおこの「取り扱い説明書」は、大切に保管してくださるようお願いいたします。