メタルスレイダーグローリー
このたびはHAL研究所のファミリーコンピュータ用ゲーム「メタルスレイダーグローリー」をお買い求めいただきありがとうございます。ところで平和な地球に住んでいるみなさん。「メタルスレイダーグローリー」は、あなたを未来の世界へとお連れするため、発売されました。ここには大きな夢と、いつの時代でも変わらぬ人間のきずなが描かれています。ときには困難もあるでしょう。けど、この説明書を参考に必ず“最後まで”プレイしてください。あなたの感動はこのページを開いた時から始まっています。
-<「げーむのせつめいしょ(仮)」管理人より>-
説明書の前半はゲーム本編が始まるまでの漫画が掲載されておりますが、このホームページでは内容は掲載いたしません。申し訳ございませんが、ご了承願います。
<CHAPTER1 これからが本当の冒険の始まり!>
「メタルスレイダーグローリー」は、プレイヤーが主人公・日向忠となり、ゲームを進行させるアドベンチャーゲームです。他の登場人物などから、情報収集をするうちに物語は次から次へと進んでいきます。
ゲームの始め方
まずデモ画面が表示されますので、初めてゲームをする人は見てください。デモが終わるか、デモ中に、AまたはBボタンを押すとタイトル画面が表示され、本編が始まります。
▲ STARTボタンでゲームスタート |
▲ エリナは有効な助言をしてくれる |
十字ボタン |
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Aボタン |
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Bボタン |
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スタートボタン (ポーズボタン) |
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セレクトボタン |
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● | Ⅱコントローラは使用しません。 |
<CHAPTER2 おもな登場人物のプロフィール>
「メタルスレイダーグローリー」にはたくさんの人物が登場します。謎の人物、信頼できる仲間、裏切り者……。新しい人物に出会ったら、どういう人なのか、よーく観察しよう! まずはこの5人を紹介!!
日向 忠 17歳 TADASHI HIMUKAI 職業は重機・メタルスレイダー等のオペレーター。超一級の腕前を発揮する。抜群の行動力を持ち、小さな事にはこだわらない主義。妹のあずさには神経質。ちょっと女好き。 |
日向 あずさ 12歳 AZUSA HIMUKAI 忠の妹。明るい性格で、学校の成績も良い。年齢の割には幼いところも残るが、兄の忠に対してはとても素直。エリナからもかわいがられている。 |
エリナ・ファーファ 17歳 ELINA FURFA 忠のガールフレンド。判断力にすぐれ、それでいてやさしい性格。いわゆる世話女房タイプ(!?)。メカのオペレーション技術はなかなか。 |
ゲン・ランクル 28歳 GEN LUNCLE 忠の作業所の隣で、自動車からメタルスレイダーまで、手広く売買する、“GEN’S AUTO”の経営者。 |
チャーミー・グリント 21歳 CHARMY GLINT ゲンの店に勤める女店員。きめこまやかできれい好き。だが、ぼーっとしていることも多い。 |
<CHAPTER3 ゲームの上手な進め方を解説!>
セーブはわかりやすい言葉のパスワード式
「メタルスレイダーグローリー」は、シナリオ上の特定のポイントに限り、パスワードが聞ける、セーブ&コンティニューの方式を採用しています。
ある程度物語が進んだ場合、ゲーム中、「休む」という選択コマンドが表示されることや、エリナが「休む?」とたずねることがあります。
このときに「休む」を選択すると、今まで進んできたところまでの、パスワードを聞くことができます。ゲームを途中でやめるときには、エリナを起こす言葉(パスワード)をメモしてから電源スイッチを切ってください。
再開するときはタイトル画面で「CONTINUE」を選択し、そのパスワードを入力すれば、ゲームが始まります。
▲ 文字と文字のアキも1文字として入力 |
● | 「メタルスレイダーグローリー」は、高度なアニメーション処理を実現しているため、まれに画面がチラつくことがありますが、故障ではありません。 | |
● | そのため、ゲーム前にチラつき調整用画面を用意してあります。 | |
● | セレクトボタンを何度押しても点滅が消えない場合は、「電源を切って調整し直してください」というメッセージが表示されます。 | |
● | 調整が終わりAボタンを押すと、ゲーム中の調整についてのメッセージが出ます。もう一度押すとゲームが始まります。 | |
● | ゲーム中に画面がチラついた時にはセレクトボタンを押しながらスタートボタンを押して、画面が安定するよう調整してください。 |
<CHAPTER4 メタルスレイダーグローリーの予備知識>
【いつのお話?】
「メタルスレイダーグローリー」は、みなさんが住んでいる時代から数えて約70年後、西暦2062年の物語である。あの忌まわしき、長期にわたる戦争も8年前に終わり、地球は平和そのもの。そんな時代背景だ。
しかし、忠は知ってしまった。なんでも、「地球は危機に瀕している」ということを…。
ところで。この物語の季節は、夏。というわけで、小学生のあずさは夏休み。だから学校に行かないで、宇宙への冒除に同行したのでした。
【人々は宇宙へ】
この頃になると、人々が宇宙に行くのは、当然のことになっていた。(もっとも小学生のあずさは、宇宙に行くの、初めてぇと無邪気に喜んでいたが…)
月には数々の娯楽・観光施設が広がり、宇宙空間にも人々が生活できる円筒形の居住区があちらこちらにあった。これらと地球とを結ぶ、民間航空のシャトル便も、かなりの数が運行されている。「メタルスレイダーグローリー」での宇宙は、みなさんが住んでいる時代の宇宙よりも、ずっとずっと身近かな存在なのである。
【当時のエネルギー事情】
西暦2040年代初頭から、環境保護のため、ディーゼルエンジン・ガスタービンエンジンなどの、油脂類を燃料とする機械は、地球規模での、“タブー”(使ってはいけないもの)とされてきた。そのかわりに、太陽エネルギーを利用したソーラーモーターや水素エンジンに頼ることになったが、パワー不足はまぬがれなかった。さらに、重機メーカー各社は厳しい経営難におちいる。その結果、あらたに月に“I.S.D.C”と呼ぶ研究機関を設置。新しい技術開発に取り組んでいた。
【メタルスレイダー誕生】
その“I.S.D.C”は、ついに新技術の作業機械の開発に成功した。工作ロボットを応用した人間並みの腕。2本足歩行が可能なオペレーションシステム。また衝撃にも強い樹脂加工を施した外板をそなえ、ソーラーパワーでも十分な運動性能が得られるよう超軽量化した、“メタルギアーム”の登場である。………10数年後………その作業機械は戦闘用となり、さらに進化し、呼び名を変えた。その名を“メタルスレイダー”という。すなわちメタルスレイダーは、当時の困難なエネルギー事情を科学が克服した好例といえるだろう。
メタルスレイダーは、それぞれ機種番号やニックネームを持っている。“グローリー”とは、その名の通り、高性能メタルスレイダーの、栄誉ある称号である。
「『メタルスレイダーグローリー』は何度でも遊べるアドベンチャーゲームなのよ ♥」