星霊狩り
このたびは、ハドソンのファミリーコンピュータ・シリーズ「星霊狩り」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございました。
プレイされる前に、取扱いかた、使用上の注意等、この「取扱説明書」をよくお読みいただき、正しい使用法でご愛用ください。なお、この「取扱説明書」は大切に保管してください。
<目次>
ノベル・ウェア・AVG ゲームストーリー キャラクター紹介 画面の説明 コントローラーの使い方 |
コマンドの説明 森やダンジョンのいどう法 コンティニュー ゲームの進めかた ゲームスタート |
<ノベル・ウェア・AVG「星霊狩り」とは!?>
「星霊狩り」はノベル・ウェア・AVGという新しいジャンルのAVGだ。どこが新しいのかというと、ゲームがまるで冒険小説のページをめくるかのようにストーリーが進行し、冒険の世界にのめりこんでいくんだ。
それを可能にしたのが、原作に「ハルマゲドン黒書シリーズ1~3」(講談社)「一万年の悪夢」(祥伝社)の中島渉、原画に「重機甲兵ゼノン」(小学館)の神崎将臣という超強力スタッフ。
さらにダイナミックなアクションシーン、迫力満点のバトルシーン、ストーリーを盛り上げる膨大なグラフィックそしてサウンドなど、AVGの世界に新しい世界を拓いたノベル・ウェア・AVG「星霊狩り」で、キミも時空間を超えた超体験をしてほしい。
<ゲームストーリー>
それは、ミウの家で起こった。
その日、ミウの16歳の誕生日を、彼女の同級生のミチムネとミウの祖父が祝っていた。
親がわりにミウを育てたおじいさんは、
「これでミウもりっぱな大人じゃな。いつでも嫁にいけるぞ、のう、ミチムネ、ふぉっふぉっふぉっ」と上機嫌!
3人にとって、平和そのもののバースディパーティーだった。
と、そのときだった。あたりが急に暗くなり、そしてぶきみな声が響いた。
「フッフッフッ、久しぶりだな」
暗闇から巨大な顔が浮かんだ。
「き、きさまはローゼンクロイツ!まさか生きていたとは・・・・・・」
おじいさんの顔から血の気が失せていった。
「私がこの日を忘れるわけがなかろう。100年もの間ずっと待っていたのだ」
ローゼンクロイツと呼ばれたその顔は言った。
「きさまは、ミウを使ってあの力を手に入れるつもりじゃな!」と、おじいさんが叫んだ。
「フッフッフッ、そういうことだ。娘はもらっていくぞ!」
そういうと、ローゼンクロイツはおじいさんを倒し、ミウを連れ去ろうとした。ミチムネはそれを阻止しようとしたが、逆にローゼンクロイツに返り討ちにあい、気を失ってしまった。
ミチムネが気がついたのは病院のベッドの上だった。彼はこれまでに起こったことを考えてみた。が、ますます謎が深まるばかりであった。
しかし、ここでミチムネはこの謎のカギを握ると思われる草野教授と巡り会う。そして、「キミには秘められた力がある。その力を目覚めさせればすべての謎は解き明かされる」と教授はミチムネに言った。
果たしてこの男は敵か? 味方か? が、それを詮索する前にミウを助け出さなければ!
ミチムネは、何かとんでもない事件に巻き込まれてしまったことを直感した。
そして彼は、草野教授とともに謎の解明と未知の敵に向って旅だった、愛する者を救うために・・・・・・
<キャラクター紹介>
ミチムネ このゲームの主人公。ワルぶったところもあるが、本当は勇気あふれる心優しい少年である。彼には秘められた力があるらしいが、本人はそれに気づいていない。 |
ミウ ミチムネと同級生の明るい女の子。ミチムネに想いを寄せている。しかし、誕生日に謎の怪人ローゼンクロイツに連れ去られてしまう。 |
おじいさん ミウの祖父。しかし、過去にローゼンクロイツと何か確執があるようだ。なぜかミチムネを自分の子供のようにかわいがっていた。 |
草野教授 ミチムネの秘められた力やローゼンクロイツについて何か知っているらしい。彼は敵か?味方か? |
ローゼンクロイツ ミウをさらいおじいさんを殺し、世界を手に入れようとしている謎の怪人。 |
<画面の説明>
<コントローラーの使い方>
スタートボタン | ゲームをスタートさせるときに使用 |
セレクトボタン | コンティニューかスタートを選択するとき、パスワード表示のときに使用 |
十字キー | コマンドを選択するときに使用。十字キーを上下に押してマークを移動させコマンドを選択する。 |
Aボタン | ①コマンドの決定 ②メッセージの続きを見たいとき(▽マークが点滅しているとき) |
Bボタン | コマンドのキャンセル時に使用 |
<コマンドの説明>
しらべる | 今いる場所を調べるときに使う。1つのものを調べることによって、新しいものを発見することもある。どこでも、よーく調べてみよう。 |
はなす | 人と話すことによって、いろいろ重要な情報を得ることができる。同じ相手でも何度か話すと、これまで聞かれなかった新事実がわかることもあるぞ。 |
とる | 何か発見しても、とらないと持つことはできないからネ。持てそうなものがあったら、とってみよう。 |
つかう | 持っているアイテムをつかうときのコマンドだ。うまくアイテムを使うことも大切なのだ。 |
いどう | 情報を入手したり、新発見があると移動できる場所が増えてくる。時には何度でも同じ場所に足を運ぶことも必要だぞ。 |
<ゲームの進めかた>
AVGの基本は1つ1つ謎を解き明かしながら進んでいくことなんだ。そのためにはどうすればいいかというと、まずよく調べる、そして人がいたら話をして情報を収集する、メッセージはしっかり読む、アイテムを探すことも大切だ。
1度で何もなかったとしてもあきらめてはいけない。何度でも調べ、聞くことによって新しいものを発見できることがよくあるから。アイテムを探し出したら、取ることを忘れないように。持っていないと役に立たないからネ。そして、アイテムを取ったら適所で使うんだ。
<ゲームスタート>
①プロローグでローゼンクロイツにやられたミチムネは、病院のベッドに横たわっていた。まずあたりをしらべてみよう。ほら看護婦さんが出現しただろう。そしたら看護婦さんと話す。ただし1回だけじゃだめ。何度も話をするんだ。
神戸から始まった冒険の旅は、やがて古代ミステリーゾーンへとタイムスリップしていくのだ!