げーむのいりぐち
説明書の中から、プロローグなどの基本設定だけを載せています
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あしたのジョー


<STORY―物語>

“矢吹 丈”は、天涯の孤児。父の名も、母の顔も知らずに育った。
マンモス都市・東京の繁栄の影に、貧しい人々の住む下町のスラム街―――――都会の吹き溜まりのようなこの町に、ジョーが足を踏み入れた時、物語は始まる。
ヤクザに追われていた悪童を助け、たちまちみんなのボスになり、町をうろつくジョー。そしてそこには、丹下段平との運命の出会いが待っていた。
ジョーの持って生まれたボクシングセンスを一目で見抜き、『ボクサーになれ』『オマエは俺の明日だ』とかき口説く丹下段平。その熱意に、いつしかジョーもボクシングを生活の全てにしていくのだった。
“マンモス西”、宿命のライバル“力石 徹”、影で見守る“白木葉子”、幾人もの対戦者たちなど、様々な人々との出会いを通じて、プロボクサーとしてだけでなく、人間としても成長を遂げるジョー。
その、燃え尽きるまで壮絶な物語を、ジョーとともに歩いて欲しい。そして、栄光のゴングの感動を、ジョーとともに味わってほしい……………。


テーマ
このゲームは、高森朝雄(梶原一騎)・ちばてつやの漫画『あしたのジョー』を限りなくシミュレートしたスーパーファミコン用TVゲームです。
漫画『あしたのジョー』は、雑誌“少年マガジン”に連載されて以来、青少年の爆発的な人気を獲得。その後、TV映画化・ビデオ化され、さらに幅広い年代層の大衆をも魅了しました。
一方、TVゲームのスポーツジャンルの中で、ボクシングは人気が高く、グレードアップされ続けています。
『あしたのジョー』は1990年アーケード用として発売されると同時に高い支持を得て、ファミコンゲームへの移植も検討されましたが、当時のファミコンでは、キャラクターの特徴やストーリーを忠実に再現できないという点で、断念せざるを得ませんでした。
そしてこの度、ハード面が飛躍的に向上したスーパーファミコンが発売され、スーパーファミコン版『あしたのジョー』発売の好機に恵まれたのです。
待ちに待ったストーリークリアの感動と興奮を、皆様も存分にお楽しみください。


<登場人物&ステージ>

● プロローグ
大都会・東京の片隅にあるスラム街。丹下段平のもと、マンモス西とともに日夜トレーニングに励むジョー。
そのジョーに、どのような挑戦者が、どんなに過酷なファイトが待ち受けているのだろうか。
栄光のゴングに向かって、今、ジョーは歩き始めた。
矢吹 丈
プレイヤー自身が操作するメインキャラクター。もともと全ての素質に恵まれているが、各対戦者も手強いつわもの揃い。プレイヤーのテクニックで勝敗は大きく左右されることになる。対戦相手によって“体力・スピード”ともに変化するグローアップ・タイプのキャ

● 第1ステージ
丹下段平のもとで、マンモス西とともに、日夜トレーニング励むジョーは、まずは、プロボクサーライセンスのB級テストに挑む。対戦者は、高校国体準優勝の“稲垣正平”。比類無い資質を秘めたジョーにとって、プロへの道はそう遠くはないだろう。
稲垣正平
いわゆる練習相手。彼はたやすく倒せるハズなので、ここでは、有効打を何発ヒットさせられるかが問題になる。コントロールの操作に慣れ、様々なテクニックを自在に使いこなせるようにしたい。

● 第2ステージ
丹下拳闘クラブの、日本プロボクシング協会公認ライセンスを取るために、ケンカをしかけた相手“ウルフ金串”。プロのライセンスを取得したジョーにとって初めての対戦者だ。ジョーのクロスカウンターは彼に通用するのだろうか。因縁の対決のゴングが鳴った。
ウルフ金串
ウルフ金串には、ジョーの“ノーガードからのクロスカウンター”を上回る破壊力を持つ“ダブルクロスカウンター”という武器がある。彼を倒すためには、トリプルカウンターをヒットさせなければならない。

● 第3ステージ
少年院時代の引き分け戦の決着をつけるため、自ら過酷な減量を課し、フェザー級からバンタム級へと転向した“力石 徹”。力強いアッパーカットと“クロスカウンター封じ”をひっさげて、この宿命のライバルがジョーの前に立ちはだかる。
力石 徹
前半戦最初の強敵。主にアッパーカットを繰り出して攻撃してくる。ジョーのスタミナが1/2~1/3に減ると、ノーガードになってしまう。ポイントは1回目のダウンを奪えるパンチを顔面にヒットさせること。
すると、テンプルにスイングが当たる。

● 第4ステージ
宿命のライバルであり、真の友とも呼べた力石の“死”からようやく立ち直ったジョー。何かに憑かれたように戦いに挑み、破竹の勢いで連戦連勝を続け、遂に、日本バンタム級チャンピオンの“タイガー尾崎”に挑戦する日がやってきた。
タイガー尾崎
攻撃力はさほどないが、ジョーは彼のボディにしか強く攻撃をしかけることができない。顔面にヒットしても、通常の1/3程度のダメージしか彼には与えられないのだ。ひたすらボディへの連打あるのみだ。

● 第5ステージ
テンプルにパンチが打てないという、力石の“亡霊”からもどうにか解放され、本来のコンディションを取り戻したジョーへの次なる挑戦者は、“無冠の帝王”世界ランキング6位の“カーロス・リベラ”。エキジビションマッチを経て、タイトルマッチが組まれた。
カーロス・リベラ
最初から凄まじく攻撃を仕掛けてくる。ジョーが彼に勝っているのは、スタミナだけであるのが少々つらい。彼の必殺技はエルボー。この攻撃を巧みに避けながら、タイミングを見計らったパンチと、スタミナを活かした持久戦法で乗り切ろう。

● 第6ステージ
ジョーは試合間近まで過酷な減量を強いられた。その対戦者は“戦うコンピュータ”の異名をとる、東洋バンタム級チャンピオンの“金 竜飛”。計算し尽くされた“マシン”と“野生”の天才との戦いの軍配は、いったいどちらに上がるのか。
金 竜飛
最初から最後まで、それこそマシンのごとく、一定のペースで戦い続ける。ロープ際に追い込まれると、独自の持ち技“チョム・チョム”を使う。
天性のカンにさらに磨きをかけた、ジョーの技の“見せ場”、それがこのステージだ。

● 第7ステージ
ジョーの“眠っている野生の血”を呼び覚ますために、“白木葉子”は『野生・粗暴さ・強さ』ともに申し分のない無名ボクサー“ハリマオ”を、マレーシアから呼び寄せジョーに対戦させる。はたしてジョーの野生は思惑通りに目覚めるのか………。
ハリマオ
ここまでくると、かなりの強敵。ジョーのスタミナが2/3程度に落ちた頃から“後方ひねり回転打”を出し始める。右へ左へと身軽に飛び回るので、攻撃もヒットしにくい。十次キーを下方向に向けると、ジョーもしゃがむことができるので、これもうまく利用したい。

● 第8ステージ
カーロスをコークスクリュー1発で廃人にしてしまった、パーフェクト・ワールド・チャンピオン“ホセ・メンドーサ”。迎え撃つは我らがヒーロー“ジョー”。
今、まさに熱いファイナルの時。日本武道館で、ついに戦いの火ぶたが切られた。
ホセ・メンドーサ
最強の対戦者。スタミナとスピードが数字的にはカーロスより下回っているが、防御がケタ外れにうまい。どんなパンチにも最高値10に近い攻撃力がある。必殺技はコークスクリューパンチ。ここではジョーの技もグローアップしているため、コークスクリューを使って応戦できる。感動のエンディングまであと一歩だ。


げーむのいりぐち - スーパーファミコン

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