げーむのいりぐち
説明書の中から、プロローグなどの基本設定だけを載せています
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アストラル バウト


<ストーリー>

 20世紀末、ローマのコロシアムを中心とした暴風が世界中を襲った。
 「世界最強はいったい誰なのか?」この問いに答えるべく、統一格闘技戦「パンクラチオン」がローマにて開催される事となった。
 「パンクラチオン」とは、古代ローマの格闘技戦の事で、それを現代風にアレンジし、新たなるルールに乗っ取って行われる。
 参加資格は唯一つ、格闘家であること。それ以外、年齢、性別も一切問われることはない。
 始めに、日本のプロフェッショナルレスラー、龍神明が名乗りを上げ、それを引き金に各界で頂点を極めた者、格闘家が一斉に狼煙を上げた。
 現ボクシング世界統一ヘビー級チャンピオン、ジェームス・テーラーが参戦すると、無敵の柔道家、木村四郎もそれに続いた。中国の秘境の地にて拳聖と讃えられる拳法家がローマに向かったという噂も流れている。世界中の大物格闘家達が続々とローマに集結し、それに引きつけられるかの様にして大勢の観客もまた集まってきた。
 世界中の目がローマのコロシアムに注目する。
 試合開始のゴングが鳴ったとき、格闘界に新たな衝撃が走り、新たな時代の幕開けとなる。


<アストラルバウト 公式ルール>

パングラチオンロード・ラウンド制ルール
試合時間 2分5ラウンド(インターバル有)。ミックスト・マッチでは変更が可能。
勝敗の決定 10カウントKO、ギブアップ、TKO。
ロープブレイク 関節技を掛けられた側がロープに逃げ、身体の一部でもロープに接触した場合。
反則と有効技 カウントの入らないダウンは、5秒以内に立ち上がらなければ反則とみなし、ロープブレイクの判定をする。
カウントの入らないダウンをしている相手への関節技は有効。
ポイント制 各インターバル毎にポイントを表示。
時間切れになった場合、ポイントの合計で勝敗を決める。トータルポイントの多いプレイヤーを判定で勝者とする。


<アストラルバウト時間制特別ルール>

 試合はアストラルバウト公式ルールを原則としていますが、時間制の特例として、以下のルールを追加します。
試合時間 時間、勝敗条件はプレイヤーが設定。
勝敗の決定
一本勝負 設定した時間内に勝敗を決定。条件はラウンド制と同じ。ポイント採点による判定は行わず、時間切れの場合は引き分けとする。
三本勝負 設定した時間内に2本先取した方の勝ちとする。時間切れの場合、一本でも相手から先取していれば勝ちとするが、お互いの取った本数が同じならば引き分けとする。

上記以外の項目については、アストラルバウト公式ルールに準ずる。


<格闘家紹介>

龍神 明 / プロフェッショナルレスリング
身長:192cm / 体重:115kg / 1961年生まれ / 出身国:日本
 既存のプロレス界に飽き足らず、真剣勝負を追求したリアルスポーツとしてのプロフェッショナルレスリング団体を設立。現在は格闘技としてのプロフェッショナルレスリングで世界の格闘王を目指す。
レスリング
 ヨーロッパに伝わっていた古い格闘技を近代スポーツ理論に基づき体型化したものがレスリングである。
 日本のプロフェッショナルレスリングは、このレスリングに、関節技やキックなど様々な格闘技の要素を取り込んでいる。

竹沢 健児 / 空手
身長:189cm / 体重:98kg / 1967年生まれ / 出身国:日本
 多くの空手のオープントーナメントに出場してそのすべてで優勝をさらった天才空手家である。
 だが空手の世界だけに閉じ込もる事をいさぎよしとせず、他の格闘技との他流試合を考えたが、挑戦を受けるものは少なかった。
空手
 日本古来の格闘技で、突きや蹴り等の打撃技を主体としている。また、技のコンビネーションも重視している。

ジェームス・テーラー / ボクシング
身長:190cm / 体重:99kg / 1966年生まれ / 出身国:アメリカ
 アマチュア時代、全試合KO勝ちという前人未到の大記録を引っ提げ、プロ入り。彼はデビュー後も、全試合1ラウンドKOという脅威的な強さを人々に見せつけた。その結果、史上初の統一ヘビー級チャンピオンとなった。
ボクシング
 素手による殴り合い、という格闘の最も基本的なこと柄だけを突き詰めたもの。
 コンビネーション、フットワークという動作以外にも、どうやったら勝てるかという事を科学的に分析しとトレーニング等を研究している。

ソムチャイペット・ノイ / ムエタイ
身長:185cm / 体重:70kg / 1964年生まれ / 出身国:タイ
 8年の長きに渡りムエタイのチャンピオンの座を守り、いつしか史上最強のチャンプと呼ばれる。しかし、あまりに強くなってしまったが為に、挑戦者すら現れなくなってしまい、自ら引退を考えている。
ムエタイ
 一般にキックボクシングと同一視されているが、実際にはヒジ、ヒザによる顔面への攻撃が認められているなど、より実戦的な格闘技である。
 タイの国技であり、その起源は3世紀のシャム王朝にあったとされている。元元は戦争の際の白兵戦技であり、それが時代と共に次第にスポーツ化し、タイ国民の間に浸透したと言われている。

李 王羽 / 中国拳法
身長:176cm / 体重:60kg / 1908年生まれ / 出身国:中国
 中国拳法界の重鎮で、70年を越える拳法生活において無数の拳法を学び、そのすべてを極めた達人を越えた偉人である。
 現在は秘境の山に一人で暮らしているが、自分の持つ拳法の知識を人々に伝承しようと、幾十年かぶりに山を降りた。
中国拳法
 3千年以上の歴史を持つ、その長い年月の果てに格闘武術の精緻を極めたと言われる。
 中国拳法には無数の門派があるが、その実数は誰も知らない。

ビリー・J・ギブソン / マーシャルアーツ
身長:184cm / 体重:75kg / 1959年生まれ / 出身国:アメリカ
 彼は武者修行で世界中を廻っているが、立ち寄った国の記者達に必ず、「どんな格闘技の挑戦を受けても私は負けない」と発言していた。
 この発言に触発された多くの格闘家達が彼に挑んだが、今までに誰一人として彼の発言をくつがえせた者はいない。
マーシャルアーツ
 最新のスポーツ科学理論に基づき、様々な格闘技の長所を取り込み生まれた格闘技。
 外見的には投げ技の加わったキックボクシング。

木村 四郎 / 柔道
身長:194cm / 体重:130kg / 1954年生まれ / 出身国:日本
 高校時代、インターハイ3年連続優勝という前代未聞の記録を打ち立て、「木村を塞ぐ者無し」とまで言われるうようになる。そして大学時代には伝説の「山嵐」を自らの手で復活させ、それを持って全日本選手権で優勝を飾る。
柔道
 明治の天才柔術家、嘉納治五郎が、日本古来の武術であり戦場組討ち格闘術として生まれた古流柔術を、研究し、柔術諸派の長所を集め、体系づけてスポーツ化したもの。

バルノフ・ガイナー / サンボ
身長:187cm / 体重:125kg / 1952年生まれ / 出身国:グルジア
 ソ連サンボ選手権で優勝したのを皮切りに、75、76、77年のサンボ世界選手権連続優勝を飾った超一級のサンビストである。その後、より実戦的なコマンドサンボの普及に努力し、86年からはサンボの実力を試す目的で異種格闘技戦に身を投じる。
サンボ
 パンチやキックといった打撃技を使わず、投げ、関節技を中心とした格闘技。日本の柔道と似てはいるが、柔道が投げ技と締め技を中心としているのに対して、サンボは投げ技と関節技を主体にしている。特に、投げと関節技の連携には目を見張るものがある。

スペル・ファルコン / ルチャリブレ
身長:186cm / 体重:105kg / 生年月日:不明 / 出身国:不明
 ある日、忽然とマット界に現れ、並みいる強豪を打ち破りチャンピオンベルトを手にした。以後現在まで、無敗の記録をほこる。
 その打ち立てた記録とは裏腹に、その素顔については何一つ知られてはいない、謎の人物でもある。
ルチャリブレ
 スペインにより抑圧され、滅ぼされたアステカ王朝のシンボルであるマスカラ(覆面)を身につけ、アステカの民の誇りと自由を賭けて、征服者と闘うイメージからルチャリブレ(自由への闘い)という名がきている。メキシコマットの奔放さが闘いを進化させ、現在の縦横無尽なファイティングスタイルへと変わった。


<格闘技ネットワーク 『リングス』>

格闘技の理想を追い求める前田日明が、従来のプロレスに飽き足らず、自らの異種格闘技戦の経験等を踏まえて出来上がったのが、「フリー・ファイティング・スタイル」(リングス・スタイル)である。その中心となる攻撃方法としてパンチ(突き)、キック(蹴り)、スープレックス(投げ技)、サブミッション(関接技)が挙げられる、このスタイルは世界中の格闘家たちが、それぞれに学んだ格闘技(レスリング・サンボ・柔道・ボクシング・ムエタイ・空手・etc.)を基盤として戦うことの出来る試合形式である、統一ルールのもとにあらゆる格闘家が同じリングで戦うことの出来るリングス・スタイルへの反響は、日本国内のみならず、世界各国に及び、現在リングス・オランダ、リングス・グルジア、リングス・ロシア、リングス・ブルガリア、また国内では空手の正道会館、サブミッション・アーツ・レスリング、鍵本エディ・タウンゼント・ジムが、ファイティング・ネットワーク・リングスに名前を連ねている。さらに名高いトップ・アスリートが、末だ見ぬ末知のファイターが、この新たなる闘いの場に名乗りを上げている。実際、その試合の多くは他流試合の様相を呈し、独特の緊張感に溢れている。世界の格闘技のリングを一つに結ぶリングス、世界規模の総合格闘技ネットワークの構想が、今、現実のものとなりつつある。


プロフェッショナル・ファイター
前田日明

●1959年1月24日生
●大阪市出身
●身長192cm
●体重110kg


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