<ゲームストーリー>
イースの国を災厄から救ったアドルは、冒険の途中で知り合った元盗賊のドギとともに旅に出ていた。
二人は足の向くままさまざまな土地を訪れたが、ある時、彼らの滞在していた街に隊商の一団がやってきた。異国の話に興味があったアドルとドギは、群衆に混じって彼らの話を聞いた。商人たちがこの街に来る前に立ち寄ったフェルガナ地方で、少しも商売にならなかった理由、原因のわからない異常気象、疫病などで凶作が続き物価高に落ちいっていること…。アドルは彼らの話が終わった後、いつになく深刻な顔をしていたドギから、フェルガナ地方のレドモントの街が彼の故郷であることを打ち明けられた。………次の日の朝、二人はフェルガナ地方にあるレドモントの街をめざして出発した。
何日か歩き続けたアドルとドギは、途中で出会った美しい女性の占い師に、フェルガナ地方の災いの原因などについて占ってもらったが、不吉にも、水晶球は砕け散り、占い師の女性はその場で意識を失った。
「やっと見えたぜ、アドル。あれがレドモントの街さ。」ドギの言葉を聞きながらも、アドルはここに待ち受ける何かたとえようもない予感を感じていたのだった。
再びアドルの新しい冒険が始まったのである。
<登場人物>
● アドル=クリスティン
16歳の時から世界をまわっている冒険家。イースの国を救った後、ある話をきっかけにフェルガナ地方へ向かう。
● エレナ
ドギの幼なじみであるエレナは、家を出ていった兄のことで悩んでいる。人のために危険をかえりみないところもある。
● チェスター
エレナの兄。ドギの遊び仲間でもあった。秘められた過去をもち、今ではマクガイア王につかえている。
● マクガイア王
フェルガナ地方の人たちにはあまり評判がよくない、バレスタイン城の城主である。何か悪事をたくらんでいる。
● ドギ
アドルを救ったことから、一緒に旅をすることになる。昔は盗賊。10年ぶりにフェルガナ地方に帰る。
<エリアガイド>
● レドモントの街
物語はこのレドモントの街から始まる。鉱山と貿易の街で、男たちのほとんどはティグレー鉱山で働いている。入口には検問所があり、商取り引きには許可がいる。
● ティグレー採石場
水晶に似た鉱石、ラバールが採石される。ここには呪われた坑道もあるという。責任者はエドガー。
【出現モンスター】
ケイロン |
巨大なコウモリ。翼を広げて空中を飛びまわり、大きな牙と鋭い爪を武器にしている。 |
グルムス |
6本足で地面を這うクモのようなやつ。獲物を見つけると近づいてくる。 |
ビクモール |
獲物の頭上を高速で飛ぶハチ。太い針を持ち、刺して神経をマヒさせるという。 |
ラデル |
こん棒を振り上げて襲いかかってくる小鬼。足も速く、体当たりしてくる。 |
ゲルド |
この敵は近づくと、長く鋭い爪を伸ばして襲ってくる。とても凶暴なモンスターだ。 |
ローバル |
長い触手を伸ばして攻撃する、吸血性のイソギンチャク。岩かげなどに隠れている。 |
デュラーン |
恐るべき魔力を持った妖術師。左手に持つ宝玉から妖力を放ち、火の玉と剣を飛ばしてくる。その剣はしゃがめばよけられる。 |
エルフェール |
翼を持つ女性のモンスター。動くことはないが、ウエーブ状のビームと稲妻で攻撃をしかけてくる。特に稲妻はかなりの威力を持つ。 |
イスターシバ |
鉱物でありながら生命がある。本体は動くことはないが、岩や水晶を操り思いもよらない攻撃をする。 |
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● イルバーンズの遺跡
最近になって噴火を始めた活火山の近くにこの遺跡がある。財宝を求めて足を踏み入れた者で戻った者はいない。遺跡の地下には溶岩が流れるという。
【出現モンスター】
シーアン |
杖の先から魔力を放つ。以前は神殿につかえた僧侶がモンスターとなって生き残った。 |
イーガー |
大きな口を開きながら空中を飛ぶ。獲物に向かってくるが、動きはそれほど速くない。 |
バール |
ふだんは地面を動きまわっているが、主人公の動きに反応して空中を飛びまわる。 |
ファズル |
ウエーブ上に飛びまわるフクロウ。集団で群れをなして襲ってくるが、地上までは降りてこない。 |
シグルド |
長いムチを振りまわす獣人。近づくと水平にムチを伸ばしてくる。 |
ガルグ |
堅い甲羅でおおわれた陸ガニの一種。2本の爪を持っている。ねらいは腹部だ。 |
アルメンガー |
近づくと堅い体をまるめて転がってくる。体当たりするとかなりのダメージをくう。 |
ケルツァール |
ワープする能力を持つ火の鳥のようなモンスター。突然現れるので注意が必要だ。 |
ギルン |
全身が炎に包まれた火竜。溶岩地帯を守るように空中を飛びまわる。 |
ギャルバ |
火山の守護神だったという飛竜。口から炎を吐き出して降りてくるやっかいなやつ。 |
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● エルダーム山脈
山の頂上は万年雪におおわれ、昔から「魔の山」と呼ばれる山脈である。険しい場所であるにもかかわらず、何者かが山小屋を建てて住みついているといわれる。
【出現モンスター】
ハリック |
ふだんは土の中に隠れているが、いきなりとびはねるように現れる。長い尾を持つ。 |
イルバ |
全身が岩でできている。体の中心部には溶岩が流れ、近づくと岩を投げてくる。 |
ジゲル |
洞窟に住む巨大なハチ。空中を移動しながら子供を生む。 |
リガティ |
ハーピーに似た女性のモンスター。空中を飛び、電撃を放つ。攻撃はかなりしつこいので止まった時をねらうしかない。 |
ギルディアス |
冷気を吐く、凶暴なアイス・ドラゴン。逃げ場もないくらい狭い洞窟内で尾を振りまわして近づいてくる。 |
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● バレスタイン城
その美しい城の中は迷宮のようになっており、巨大な時計塔や美術品があるという。盗賊や暗殺者の侵入を防ぐため、あちこちに罠がしかけられている。
【出現モンスター】
イシュゲスト |
敵や味方の区別なく襲ってくる兵士。呪われた鎧を身につけている。 |
ハルヴァイガー |
殺りくを楽しむ凶暴な鬼族。大きな角を持ち、素手で岩を砕いてしまう恐ろしいやつ。 |
ガーリウム |
高い場所から矢を射つ弓の名手。紫色の肌を持つ小鬼の一種族である。 |
エスタリオン |
人間の魂が宿った鎧。目の部分だけが赤く光って見える。 |
デト |
酸性の体液を分泌するスライムのようなモンスター。 |
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