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-<「げーむのせつめいしょ(仮)」管理人より>-
スーパーファミコンの説明書は基本的に文章のみで、画像を掲載していません。
それに伴って内容を省略または改変している場合がありますので、あらかじめご了承願います。
Advanced Dungeons & Dragons
アイ・オブ・ザ・ビホルダー
このたびはスーパーファミコンソフト『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』(SHVC-IB)をお買い上げいただき、誠にありがとうございました。
ゲームを始める前にこの「取扱説明書」をお読みいただき正しい使用法でご愛用ください。
なお、この「取扱説明書」は大切に保管してください。
<CONTENTS>
ストーリー 操作方法 画面説明 行動 パーティ作成 |
キャラクター 呪文 モンスター ステージ説明 攻略ヒント |
<ストーリー>
ウォーターディープ――<剣の浜>にあり、<フォーゴトンレルム>の<北部>の中心都市。10万を下らぬ人口を誇るこの街は、<領主>と呼ばれる人間たちの合議によって治められている。<領主>は、街の住人の中から密かに選ばれる。だが、<領主>たちが、その素性を明らかにすることは決してない。彼らは、一般市民としての生活を行ないながら、必要に応じて内密に<評議会>を開き、内密に決定を行なう。<北部の帝都>ウォーターディープの繁栄と平和が侵されぬよう。
今、そうした重大な決定の一つが下されようとしていた。
――“黒き杖”大魔術師ケルベンからウォーターディープ第一領主“パラディン”ピアジェイロンへ宛てた手紙――
ピアジェイロンへ 友よ、君の懸念を調査したのだが、知らせはかんばしくない。それどころか気が変になりそうだ。どうにも手が届かない。悪のしるしは知っての通り目に見えて大きくなっている。わたしは出発する前、こともあろうにウォーターディープの町に暗殺者がいるという噂を耳にした。もう何を信じたらいいのかわからない。 わたしはオームンとカリムジャンの町も訪れた。どちらも過去、われわれに憂いを与えた町だ。今回の問題もやつらの仕業ではないかと思ったのだが、証拠は見つからなかった。少なくともその点ではわたしの情報提供者の言うことは確かだ。得体の知れない“クサナタール”のことは耳にした者すらいなかった。そう、悪の足跡はウォーターディープの外からのものではない、内側から……おそらく地下から続いているのでは? わたしの魔法は確かに邪悪な存在を感知した。だが、その源は突きとめられなかった。どうにか出所を知ろうとあらゆる手を尽くしたが、無駄だった。唯一“学んだ”のは、ただならぬ執拗さで、“クサナタール”の名が繰り返し現れるということだ。どこを見逃しているのだろう、わが友パラディンソンよ? <市衛士>がいまだ見回ったことのないのはどこだ? 君だったら、市街地から出ることなく、ウォーターディープの衛士と領主から身を隠すのはどこを選ぶ? つい鼻先に何かがあるのに見落しているのはわかっているのだ。 わたしはまもなく<評議会>に戻る。ここでの調査はどう見ても実りのないものだ。わたしの帰りは待たないでいい――残りの者が提案していたように冒険者を雇おう。わたしたちみたいな先入観がないだろうからな。おそらく新しいものの見かたが役に立つだろう。 誠実なる友、 ケルベン |
委任状かつ免許状 この文書は、ウォーターディープの領主と主権ある町のために履行すべき任務を委任するものである。この文書を持つ者は<ウォーターディープ領主>の代理人でありウォーターディープの地下道を自由に歩く権利が認められている。それを妨げようとする者は報いとして、われらの怒りを受けるだろう。 われらの町で、ある計画が動いているという情報があった。証拠はウォーターディープ地下を走る下水道のほうを指している。この脅威がどこから来ているのか正確には知られていないが、急を迫られているのは感じられる。この危険の出所を突き止め、できることならそれを殲滅するよう委任するものである。 私掠の権利を認める。すべての宝物、工芸品、その他貴重品は征服したときの正当な権利として君たちのものとする。 この文書は法に基づいて作られ、影の年マーペノスの月5日、我らの印により履行すべきものである。 |
<操作方法>
● | コントローラーでの操作方法 ※ゆっくり確実に電源スイッチをON→OFF→ONして下さい。 ★セレクトボタンはこのゲームでは使用しません。 コントローラーでの操作は、キャンプメニューの“かんきょうせってい”でタイプA・Bを選択できます。タイプBでの操作はアドベンチャースクリーン時と装備ウィンドウの操作が変わります。
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● | マウスでの操作方法
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<画面説明>
● | アドベンチャースクリーン
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● | 装備ウィンドウ
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● | ステータスウィンドウ
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● | スペルメニュー スペルメニューは、「じゅもんしょ」又は「ホーリー シンボル」を手に持って使用した時に開きます。魔法が使用されるとスペルメニューは消えます。
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● | キャンプモード
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<行動>
この章では、ゲーム中に取ることのできる行動のほとんどを説明してあります。行動の基本は、『取得』、『使用』、『選択』の3つの機能です。
“手に持つ”というのは、利き腕、逆腕どちらかの手にアイテムを持つことを指します。アイテムを『使用』するのは冒険画面でしかおこなえません。
● | 【モンスターを攻撃する】 モンスターを攻撃するには、キャラクターが手に持っている武器を『使用』します。前列のキャラクターだけが白兵戦用武器(剣、鎚など)で攻撃でき、モンスターは3Dウインドウに見えていなければなりません。後列のキャラクターは飛び道具(弓、ダーツなど)で攻撃できます。武器を使って攻撃したあとは、再び使える体勢になるまで武器のアイコンに網がかかります。 |
● | 【キャンプする】 画面の右下のキャンプボタンを『選択』します。キャンプでは、ゲームをセーブしたり、音を消したり、キャラクターに呪文を記憶させるなど数多くの選択ができます。 |
● | 【クレリックの呪文を唱える】 キャラクターが手に持っているホーリーシンボルを『使用』します。ホーリーシンボルはキャラクターの逆腕に持つこともできます。「呪文メニュー」から呪文レベルボタンを、次に唱えたい呪文を『選択』します。パーティーのメンバーに影響のある呪文の場合は、目標とするキャラクターも『選択』します。攻撃呪文は、3Dウインドウに見えているモンスターにしか届きません。 |
● | 【メイジの呪文を唱える】 キャラクターが手に持っている呪文書のアイコンを『使用』します。呪文書はキャラクターの逆腕に持つこともできます。「呪文メニュー」から呪文レベルボタンを、次に唱えたい呪文を『選択』します。パーティーのメンバーに影響のある呪文の場合は、目標とするキャラクターも『選択』します。攻撃呪文は、3Dウインドウに見えているモンスターにしか届きません。 |
● | 【クレリック用巻物の呪文を唱える】 手に持っている巻物を『使用』します。呪文が放たれると巻物は消費され、永遠に失われます。 |
● | 【メイジ用巻物の呪文を唱える】 手に持っている巻物を『使用』します。呪文が放たれると巻物は消費され、永遠に失われます。 |
● | 【キャラクターの順番を変える】 パーティーの順番を変えるには、冒険画面で、まずひとりのキャラクターの名前欄を『使用』し、続いてもうひとりの名前欄を『使用』します。するとそのふたりの順番が入れ替わります。 |
● | 【アイテムを置く】 アイテムを『選択』し、3Dウインドウに持っていき、ウインドウの中央線より下でもう一度『選択』すると、物を置くことができます。アイテムを投げるときは、3Dウインドウの中央線より上で『選択』するようにしてください。 |
● | 【ポーションを飲む】 手に持っているポーションを『使用』します。 |
● | 【食べる】 装備画面で食料を『取得』し、キャラクターの皿の上で、『選択』してください。 |
● | 【キャラクターの装備を見る】 冒険画面でキャラクターの肖像を『選択』してください。 |
● | 【キャラクターについての情報を見る】 冒険画面でキャラクターの肖像を『選択』し、続いて次ページボタンを『選択』してください。 |
● | 【ダンジョンの中を調べる】 カーソルを動かして、ダガー、死体といったアイテムや、壁の筆跡、下水道といったダンジョンのつくりに合わせ、『選択』します。選ばれたアイテムやつくりについての情報が、3Dウインドウ下のメッセージ欄に表示されます。 |
● | 【飛び道具(弓、スリング)で射撃する】 武器をキャラクターのきき腕に持ち、矢や石を逆腕に持ちます。矢を準備するには、矢のはいった矢筒を『選択』し、さらにもう一度手の上で『選択』します。射撃すると、矢筒から(矢の場合)、あるいはベルト袋から(スリングの場合)、矢や石が自動的に補充されます。 |
● | 【飛び道具(短剣、ダーツ)を投げる】 手に持っている短剣やダーツを『使用』します。キャラクターのベルト袋にさらにはいっている場合は、自動的に引っ張り出して補充します。 |
● | 【扉を無理やり開ける】 開きかけの扉の下の部分を『選択』して持ち上げることができます。もっとも力の強いキャラクターが自動的に試みることになっています。 |
● | 【アイテムを渡す】 装備画面のキャラクターのアイテムを、他のキャラクターに移動させるには、そのアイテムを『取得』し、次/前ボタンを『選択』することで渡したいキャラクターを表示し、適当なボックスにアイテムを『選択』します。 |
● | 【ダンジョンの構造物を操作する】 カーソルをレバー、ボタン、鎖といったダンジョンの構造物に移動させ、『選択』します。 |
● | 【クレリックの呪文を授かる】 キャンプ中に呪文を選択し、“きゅうそくする”ことで呪文を授かります。キャラクターは空腹のときに新しい呪文を授かることはできません。 |
● | 【メイジの呪文を記憶する】 キャンプ中に呪文を選択し、“きゅうそくする”ことで呪文を記憶します。キャラクターは空腹のときに新しい呪文を記憶することはできません。 |
● | 【扉を開ける】 下水道の中にある扉は全部が同じ様式で開くわけではありません。扉にはレバーやボタンで開くものがあります。この場合は、カーソルをレバーやボタンに合わせ、『選択』してください。鍵が掛かっている扉の場合は、鍵を鍵穴に『選択』するか、盗賊が鍵開け道具を鍵穴に『選択』するかしなければなりません。 |
● | 【パラディンが治療する】 手に持つホーリーシンボルを『使用』し、「呪文メニュー」から「レイ・オン・ハンズ」の“呪文”を『選択』し、続いて目標となるキャラクターを『選択』します。 |
● | 【鍵をこじ開ける】 鍵をこじ開けるには盗賊の鍵開け道具を『取得』し、鍵の上で『選択』します。鍵に罠を見つけたときはシーフが自動的に解除を試みます。 |
● | 【巻物の呪文を呪文書に書き写す】 キャンプボタンを『選択』し、「呪文」コマンドを、続いて「巻物を書き写す」を『選択』します。書き写し可能な呪文すべてが表示されます。 |
● | 【アイテムを取る】 カーソルをアイテムの上に動かし『取得』します。アイテムを背負い袋やベルト袋に入れたり身につけたりするには、アイテムをキャラクターの肖像の上に動かして『選択』することで装備画面を出し、アイテムを目的の場所に『選択』します。 |
● | 【アイテムを投げる】 アイテムを『選択』し、3Dウインドウに移動させ、ウインドウの中央線より上でもう一度『選択』すると物を投げることができます。3Dウインドウの中央線より下で『選択』するとアイテムを置くことになります。こういう投げ方は「飛び道具を投げる」で説明してあるダーツやダガーを“投げる”のとは別の投げ方です。 |
● | 【アンデッドを退散させる】 3レベル以上のパラディンとすべてのクレリックは、目に見えるアンデッドを退散させようと自動的に試みます。後ろや側面からパーティーに近づいてくるアンデッドは冒険者たちがアンデッドと面と向き合うまでは影響を受けません。 |
● | 【扉の鍵を開ける】 扉の鍵を開けるには、鍵を『取得』し、鍵穴の上で『選択』します。 |
● | 【アイテムを身につける】 鎧、兜、指輪といったアイテムを身につけるには、そのアイテムを『取得』し、装備画面の適当なボックスに置きます。冒険画面から装備画面に移るにはアイテムをそのキャラクターの肖像の上に移動させ、その絵を『選択』します。 |
<パーティー作成>
カセットをスーパーファミコン本体に差し込み、ゆっくり確実に電源スイッチをON→OFF→ONして下さい。
(1) | デモ画面がタイトル画面になった時にカーソルを“さいしょから”に合わせてクリックします。 |
(2) | “キャラクタージェネレーション”のボックス選択画面になります。作成したいキャラクターのボックスをクリックします。このとき、作成済みのキャラクターの顔をクリックすると、キャラクターを作成し直せます。 |
(3) | 種族を選択します。 |
(4) | 職業を選択します。 |
(5) | 属性を選択します。 |
(6) | 顔を選択します。直接顔をクリックすると決定します。 |
(7) | “きめなおし”をクリックすると全パラメーターの振り直しをします。“かお”をクリックすると前の画面に戻ります。“OK”で決定です。 |
(8) | 最後に名前を入力します。カーソルで直接文字をクリックします。入力中の文字変更は、入力した文字をクリックします。ENDをクリックするとキャラクター作成終了です。4人のキャラクターができると、いよいよ冒険の始まりです。 |
<キャラクター>
パーティーは、4人のキャラクターで構成されています。キャラクターは、それぞれに異なった長所と弱点を持っています。キャラクターは、種族、クラス、各種能力値といったパラメータを持っています。
このゲームでは、6つの種族からキャラクターの種族を選べます。ドワーフ、エルフ、ノーム、ハーフエルフ、ハーフリング、にんげんの6種類です。
クラスは、キャラクターの職業を表わすものです。基本となるクラスは、クレリック、ファイター、レンジャー、メイジ、パラディン、シーフの6種類です。
種族によっては同時に2つ以上のクラスを併せ持つこともできます。複数のクラスを同時に併せ持つことを、マルチクラスと呼びます。レベルは、どの職業についても最大13レベルまで上がりますが、種族によってはそれ以下の場合もあります。
能力値は、そのキャラクターの肉体的、精神的な強さを表しており、STR(体力)、INT(知性)、WIS(知恵)、DEX(器用さ)、CON(体質)、CHA(魅力)の6つがあります。
【種族】
ドワーフ | ドワーフは背が低く、がっしりした体つきの人間に近い種族です。身長は大体1メートル20センチから1メートル35センチ程度ですが、筋肉質のため、体重は70キロ前後もあります。寿命は350歳から450歳程度です。彼らは、金属細工から石の細工まで、あらゆる技術に優れていることで知られています。ドワーフは生まれつき魔法には縁がなく、呪文とほとんどの毒に対する耐性を持っています。
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エルフ | エルフは人間に似ていますが、いくらか背が低く、整った顔だちととがった耳で容易に人間との見分けがつきます。彼らは、1200年以上生きることも珍しくはありません。 どのクラスのエルフも小さい頃から弓術を教えられていて、あらゆる種類のボウ、ロングソード、ショートソードを使用する際には、ボーナスを得ることができます。エルフは、スリープやチャームの魔法に対して、非常に強い耐性を持っています。また、レイズ・デッドの呪文は、エルフに対しては効力を発揮しません。
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ノーム | ノームは、ドワーフの遠い同族にあたりますが、ドワーフはノームが同族であるということを認めたがりません。ノームは600歳まで生きるのが普通です。ドワーフは寡黙で働き者ですが、ノームはもっとのんきで陽気です。 ノームは、魔法に対して、かなりの耐性を持っています。またコボルトと戦うときはボーナスが得られます。
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ハーフエルフ | 混血であることによって、様々な長所を受け継いでいます。顔だちはエルフに似ていますが、身長と体重は、ほとんどのエルフより高く、重く、人間に近くなっています。エルフほど長寿ではありませんが、寿命は平均250年程度です。他の種族に比べ、ハーフエルフは選択できるクラスの組合わせが豊富です。生まれつきのスリープ、チャームの呪文に対する耐性は受け継いでいますが、純粋なエルフほどの耐性はありません。
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ハーフリング | 小柄な種族で、愛想のよさと、楽しいことが大好きなことで知られています。丸く大きな顔をしていて、大抵、縮れた髪を持っています。ハーフリングは大変背が低く、ドワーフよりもさらに小柄で、ふっくらとした体つきをしています。 ハーフリングは、生まれつきの魔法に対する耐性を持ち、スリングを使用する際にはボーナスを得ることができます。
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にんげん | 人間は最も順応性の高い種族で、従って最も優勢な種族です。人間は、他の種族に比べ、体の大きさや肌の色、髪の色などが多様です。寿命は平均70年程度です。人間の社会も、他の種族の社会に比べ多様で、また、攻撃的で、物質主義に走りがちです。
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【ファイター】、【レンジャー】、【パラディン】、【メイジ】、【クレリック】、【シーフ】 |
クレリック | クレリックは戦うことのできる神官で、自分自身の信仰心と同時に、武器を持つ腕にも信頼を置いています。クレリックの修業は、神の力による呪文と、制限のある武器の使用を含んでいます。すべての防具を身につけることができますが、武器に関しては、鎚、連接根棒といった刃のついていない打撃系の武器しか使用できません。 クレリックは、スケルトンなどのアンデッドモンスターに対して、特殊な力を持っています。クレリックはレベルアップするに従ってより多くの呪文を習得し、アンデッドに対する力も強くなります。
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ファイター | ファイターは戦士で、武器と戦術の専門家です。ファイターの訓練は、すべての武器と防具の使用、ならびにメインテナンスを含んでいます。ファイターは、すべての防具と武器を制限なしに使用することができます。栄光のためであれ、富のためであれ、ファイターは勇気と技能のみが物を言う、最も戦闘の激しい場所に赴きます。 ファイターは、呪文を使うことは一切できませんが、彼らは魔法の武器や防具、あるいはリングやこてなどの魔法のアイテムを使用することはできます。
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メイジ | メイジは、魔法と呪文を唱えるジェスチャーの、神秘的な秘密を会得した人々です。メイジは戦闘が得意でなく、知性と魔法の力に頼っています。戦闘になると、ファイター系のキャラクターやクレリックは敵に向けて突撃しますが、メイジは後方に下がって、魔法で敵を打ちのめします。 メイジは、呪文を唱える際の邪魔になるため、どんな防具も身につけることができません。また、あまり戦いが好きでないため、使える武器も非常に限られています。レベルが上がるにつれ、メイジは非常に強力になります。
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パラディン | パラディンは、真実と正義の名の下に戦うエリート戦士です。ルールの遵守と善い行ないが、彼らの糧なのです。彼らは、クレリックさえも尊敬するほどの、純粋な信仰に基づいた生活を送っています。パラディンは、イビルの属性のキャラクターのいるパーティーには加わりません。 パラディンは、すべての防具、武器を使いこなす能力に加え、クレリック系の呪文を使う能力を持っています。パラディンは、魔法による攻撃や毒に対する耐性を持ち、また、どんな種類の病気にもかかることはありません。パラディンは、その“治療能力”を使って、1日に1度だけ治療を行なうことができます(1レベルにつき、2ポイントのヒットポイントを回復できます。) レベル3に達したパラディンは、2レベル下のクレリック(つまりレベル1のクレリック)として、アンデッドの退散を行なうことができるようになります。 パラディンは、次のクレリック用呪文を唱えることができます。 ブレス、キュア・ライト・ウーンズ、ディテクト・マジック、プロテクション・フロム・イビル、スロー・ポイズン
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レンジャー | レンジャーは、訓練された狩人であり、追跡者であり、森の住人です。剣やボウに頼るのと同じぐらい、機転と技能に頼って生きていくように教えられています。 ファイター同様、レンジャーもすべての防具、武器を使用できます。しかし、重い防具は彼らの特殊能力の妨げとなります。
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シーフ | シーフは、ひとつのグループとして扱うことが難しいクラスです。常に不満を持ち、彼らのことを疑ってもいない人々を襲うような悪いものもいれば、基本的によい人物なのですが、体力に欠けるものもいます。熟練したシーフがパーティーに加わると、パーティーの生存率が高くなるということは、冒険者たちの間では随分前から知られていることです。特に、ワナの仕掛けられたドアを開ける時などには、シーフの存在が大変重要です。 シーフは、自由に、そして静かに動き回る必要があるので、皮製以外の防具を身に付けている場合、能力がフルに発揮できなくなります。シーフは、クレリックやメイジよりは、多くの武器を使用することができます。
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【ローフル・グッド】、【ニュートラル・グッド】、【ケイオティック・グッド】、 【ローフル・ニュートラル】、【トゥルー・ニュートラル】、【ケイオティック・ニュートラル】、 【ローフル・イビル】、【ニュートラル・イビル】、【ケイオティック・イビル】 |
■ | 世界観
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■ | 道徳観念
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【STR(体力)】、【INT(知性)】、【WIZ(知恵)】、【DEX(器用さ)】、【CON(体質)】、【CHA(魅力)】 |
STR(体力) | 体力は、肉体的な力、筋肉の量、スタミナを統轄する数値です。ファイター系のキャラクターは、パーセンテージ表示の付加的な体力値(18を超える体力値をパーセンテージで表したもの)を持つ場合があります。たとえば、18/23とあれば、基本の体力値18の上に、23パーセントの付加的体力値を持っているということになります。体力値の高いキャラクターは、戦闘で有利になります。ハーフリングのファイター系キャラクターは、付加的体力を持つことはありません。 |
DEX(器用さ) | 器用さは、敏捷性、視覚から手先までの反応の速さ、反射スピードを表します。この能力の高いキャラクターは、敵の攻撃が当たるかどうかの判定に使うアーマー・クラスが低く(敵の攻撃が当たりにくく)なります。器用さが高いと、スリングやボウで攻撃する際にもボーナスが得られます。器用さが16以上あると、両手に武器を持って戦うときの不利な修正が、いくらか軽減されます。 |
CON(体質) | 体のコンディション、健康状態、体の強靭さを表すパラメータです。この数値が高いと、ヒット・ポイントが多くなります。 |
INT(知性) | 記憶力、理解力、学習能力を表します。メイジの腕のよさ、そして生き残ること自体が、魔法を学び、そして使うことにかかっているので、知性はメイジの最重要能力となっています。 |
WIZ(知恵) | 判断力、啓発する力、意志の力、直感力を合わせたものです。7以下の知恵を持つキャラクターは、魔法に対して無力で、15以上の知恵を持つキャラクターは、魔法に対するある程度の耐性を持っています。13以上の知恵を持つクレリックは、より多くの呪文を授かることができます。 |
CHA(魅力) | キャラクターの魅力、説得力、リーダーとしての資質を表します。 |
アーマー・クラス (AC) |
そのキャラクターが敵に攻撃されたとき、敵の攻撃の当たりやすさ、ダメージを受ける可能性の高さを表します。アーマー・クラスの数値が小さければ小さいほど、そのキャラクターはダメージを受けにくくなります。アーマー・クラスは、ゲーム中、キャラクターが鎧や盾を身につけた場合にのみ、変化します。器用さが高いキャラクターは、低いアーマー・クラスを得ることができます。 |
ヒット・ポイント (HP) |
キャラクターやモンスターが、どれくらいのダメージをくらうと、戦闘不能になったり死亡したりするかを表します。この値が高ければ、より多くのダメージに耐えることができます。ヒット・ポイントがゼロに達すると、そのキャラクターは意識不明の状態になり、-10以下になると、そのキャラクターは死んでしまいます。 |
経験値 (EXP) |
そのキャラクターが、どれだけのことを成し遂げたかを表します。モンスターを倒したり、宝を発見したり、冒険の一部を終了することによって、経験値を得ることができます。キャラクターが16以上の最重要能力値を持っている場合、そのキャラクターの得る経験値は10パーセント割増しされます。 一定の経験値を得ると、キャラクターは次のレベルへ昇格します。すべてのキャラクターは、ゲーム開始時点で、すでにある程度の経験値を持っています。マルチクラスのキャラクターでは、開始時の経験値は、それぞれのクラスに均等に分けられています。 |
レベル | キャラクターが、自分の職業(クラス)において、どれぐらい腕を上げたかを表します。次のレベルに昇格するための経験値を稼ぐと、そのキャラクターのヒット・ポイント、戦闘能力、魔法攻撃や毒に対する耐性が向上します。メイジ、クレリック、高いレベルのパラディンは、レベルの上昇に伴ってより多くの呪文を記憶(授かる)できるようになり、また、新しいレベルの呪文を唱えられるようになります。レベルの上昇は、そのキャラクターが次のレベルに必要な経験値を稼いだ時点で、自動的に起こります。 |
<呪文>
● | 呪文のレンジ(射程距離)
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● | 呪文の持続時間
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■ | メイジの呪文
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■ | クレリックの呪文
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<モンスター>
ジャイアントリーチ | このなめくじのようなぬるぬるした寄生虫は、獲物の死体から体液をすすって生きています。リーチは湿地や下水道のぬかるみ、泥、ぬめりの中で、怪しみもせずにいる獲物を待ち構えます。 |
クオートア | 魚人間の古代種族で、地下の洞穴に住んでいます。クオートアは衣服を身につけず、武器とわずかな持ち物のために皮のベルトだけしています。 |
フリンド | この人間型の生き物は、犬の頭をした筋肉隆々の人間といったところです。フリンドには並みの知性があり、地下でも洞穴でも見られます。 |
ドロウ | ドロウはみな呪文をかけることができ、アダマント合金の剣を装備していることもよくあります。 |
ケンク | この生き物は人間型の鷹といったところで、腕も翼も持っています。 ケンクはみな持って生まれた盗みの能力があり、人間型の種族を悩ませたり迷惑をかけることを楽しむひねくれた生き物です。 |
ジャイアントスパイダー | この肉食モンスターは多くの地方に出没し、コボルドや冒険者のような厄介者の数が増えないようにします。ジャイアントバスターは巣を張り、油断した獲物をとらえ、毒のひと嚙みで攻撃します。 |
マインドフレイヤー | 『イリシッド』とも呼ばれ、地下に住むものの中でももっとも恐るべき生き物に属します。マインドフレイヤーは知的生命の精神を餌にします。 |
ドワーフ | ドワーフは強靭な戦士で、毒と魔法攻撃に耐性を持っています。 |
コボルド | 臆病でかつサディスティックな性癖があることで知られるコボルドは、大集団を組んでいるときだけ危険になるのが普通です。先祖代々ノームを憎んでいて、目にはいるとすぐ攻撃してきます。コボルドは徒党を組んだり、離れて攻撃するのを好みます。 |
ゴーレム | ゴーレムは自然精霊力を用いて人工に生命を吹きこまれた生き物です。儀式の方法は少数の強力な魔法使いの間だけの、厳密な秘密になっています。ゴーレムはまったく恐れを知らず、ひたすら一心に戦います。 |
ラストモンスター | あらゆる金属を食べたがる地下の生き物です。食べ物(鎧、武器といったもの)の匂いに感づくと、豹変します。このモンスターが金属を触角で打ちつづけると、金属はむしばまれ、この生き物の食べ物になります。魔法武器でさえ、ラストモンスターの攻撃を受けることがあります。 |
スケルトン | 魔法の力で生命を吹きこまれた死体で、強力な魔術師あるいは僧侶の手で作られ操られます。知性や意思はまったくありませんので、スケルトンには眠りや魅了、金縛りの呪文は効きません。恐れもまったく知らず、絶対に戦いから退こうとはしません。 |
ゾーン | この生き物はもともと<地の精霊界>の住民で、地下深くで貴金属を餌にして生息し、悪意によるというよりは、宝石や貴金属のために攻撃をしかけるようです。 |
ゾンビ | スケルトン同様、ゾンビは強力な魔術師や僧侶の手で生命を吹きこまれたり操られるアンデッドの生き物です。ゾンビは動きが遅くぎこちないのですが、一度決めるとものすごいしつこさで攻撃してきます。 |
ヘルハウンド | ヘルハウンドはとても大きく、錆色か褪色の獣で、燃える赤い目をしています。この獣の斑点、歯、舌はすすのように真っ黒です。この獣は炎のブレスと鋭い歯で攻撃してきます。 |
ドライダー | この奇妙な生き物はドロウの頭部・胴体とジャイアント・スパイダーの下半身を持ちます。ドライダーは武器で攻撃もしますし、呪文も同じくらい使ってきます。 |
ディスプレイサービースト | ディスプレイサービストは藍色のピューマのようなもので、肩から2本の力あふれる触手が伸びています。この名前はもっとも危険な特徴を言い表しています。――自身の像を、本当の位置から3フィート離れたところに浮かぶよう『置き換える』能力です。このためディスプレイサービーストは戦闘で攻撃するのにとても厄介です。 |
マンティスウォリアー | 『スクークリーン』とも呼ばれる肉食の昆虫人間です。マンティスウォリアーは人間の大きさをした獲物をとらえるかまきりのようなものです。マンティスウォリアーは独特の、恐ろしげな刃のついた竿状武器で武装しています。 |
ビホルダー | ビホルダーは球形の身体で、生まれつきの浮遊力で移動します。ビホルダーの球型の胴には10の茎が伸びていて、その中心には大きなひとつ目と、かみそりのような歯並びで縁どられ大きく開いた胃があります。目の茎ひとつひとつに独特の魔法能力があります。それぞれを使ってビホルダーは複数の異なる呪文をかけることができます。 |
<ステージ説明>
● | レベル1…下水溝上層部 われわれの案内役は種族も未確認のみすぼらしいヒューマノイドだ。わたしは彼の本来の名前を発音できない。それで、彼をわたしの異母兄弟の名前をとって、ベネットと呼んでいる。われわれは下水溝システムのトンネルとカタコンブの中を彼の後について進んで行くと、大きな犬のような生き物――コボルドとはっきり分かる、かすかな足音が聞こえてきた。
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● | レベル2…下水溝中層部
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● | レベル3…下水溝下層部
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<攻略ヒント>
● | モンスターとの戦闘では、前列の攻撃が終わると、すぐにモンスターから離れて再度攻撃(ヒット アンド アウェイ)しましょう。 |
● | 戦闘時には、敵に囲まれない様に必ず逃げ道をつくっておきましょう。 |
● | パーティーにメイジとクレリックは入れておいた方が良いでしょう。 |
● | パーティーの配列は、前列にファイター等の戦闘力の高いキャラクターを配置しましょう。 |
● | 物を置くと開くドアや、短剣が鍵になったドアもあります。 |
● | 食料を大切にし、無駄な探索は避けた方が良いでしょう。 |
● | 途中で拾ったストーンは大事に持っておきましょう。 |
● | 毒消しは希少なので、毒グモの毒には充分気をつけてください。 |
● | ドワーフは力強い味方かも……? |
● | セーブはこまめにしましょう!! |